甲子園~一人の投手~2

ミットを見る

頷く

投げる

顔が苦痛に歪む

足が投げる度に崩れる

それでも彼は

マウンドを降りようとしない

ただただ

投げ続ける

最後の最後で

ボールはレフトをぬけて

彼は悔しげに空を仰いだ

嗚咽が漏れる

お疲れ様

あなた 一番輝いてたよ

感動をありがとう

来年もあなたを見るから

今度こそ

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