第3話 お絵描きロジック2
「……」
今私の周りはとっても静か。
耳を澄ますと外からちょっとだけ運動部が部活をしている声が聞こえているか……うん。ギリギリ?わかるくらいの状況。
そうそう私が今居るのは昨日パズルをしていた先輩が居た教室。
なんだけど。教室には私しか今のところ居ない。
現在は放課後になって15分ほど経過しているが。今のところ先輩が来る気配は全くない。廊下も静かだし。生徒が通るということもない。むしろ私こんなところ居ていいのかな。とかちょっと思い出してもいた。
でもまあとりあえず待つしかないから待って居たけど……。
暇だから先輩が来るまでに昨日の事を話すと……。
下校時間になり放置された私。放置されたんだよね。完全に無視。無視だった。いつの間にか私見えなくなっちゃったのかと思ったよ。
ホント何が起こったかわからずに…。ちょっと私はその場で呆然として…。
その後に廊下に出たがもちろん先輩は居なかった。ってそもそも廊下を歩いている人すら居なかった。
そして今日いろいろ気になっていたが。学年が違う先輩と学校生活中で会うことはなく。
ってか休み時間どこかに行こうとしても気が付いたらクラスの男子に話しかけられるんだよね。だから先輩とはあれから会わず。
そして放課後になったら一直線でこの教室まで来たのだけど……先輩はまだ来ていなかった。
「……いつ来るんだろう」
と。私はつぶやきつつ適当に転がっていた椅子に座り先輩を待って居た。
待って居た。
外をぼーっと見たり。スマホを見たりしていた。
♪♪~
が、今チャイムが鳴っている。つまり下校時間である。
先輩はその日この教室には来なかった。
まあ個人的には私よくここで待って居たな。とか思いつつ立ち上がる。いや途中でこれは来ないな。って何となくわかっていたんだけどね。とりあえず待ってみた。
もしかしたら昨日私が突然来たから……先輩が活動場所を変えた?とかなんかいろいろ考えたのだが、まあ1日くらいではあきらめない私。
だってなんか面白そうなことしてるって思っちゃったからね。まあ1週間会えなかったら考えるってか……2年生のところに乗り込んだらいいのかと思ったけど。5クラスくらいあるからね。それにまだ2年生の人とは繋がりの無い私。うん。もうしばらくここで待とうと決めたのだった。
そして翌日行ってみると……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます