第6話

〈ヒナノ視点〉








少年に目を向けるとコンビニ袋から2本目を

取り出しておつまみに買った小袋を何個か開け出した





ハルト「青リンゴ味・・本当にジュースみたいだね?笑」





と呑気にまたゴクゴクと勢いよく飲み出す彼を

見ながら変な事はせずに酔わせて、寝かせて

始発で追い出そうと思った…








そう思っていたのに・・・・






「え??なんで??」






ベッドの上で乱れた服で目を覚まして

隣りには昨日の彼が下着姿で寝ていた…





「・・・してない…してないよね??」





そう思いたくボタンが全て外れて下着が丸見えに

なっている自分の姿に(暑かっただけよ)と

言い聞かせながらある物に目を止めた…





「・・・・したの?」





枕元には開封された小袋が置かれていて

ガクッと自分の肩が落ちるのが分かった…






「・・・20歳だし…私は…セーフよね??」






昨日以前に遊んだお姉さん達と一緒に〝余罪〟

とかで捕まったりしないわよね??





とりあえずベッドから抜け出し慌ててシャワーを

浴びながら昨日の事を必死に思い出した…





「ん!?」





あるシーンが頭をよぎり何度も思い出そうと

するがそこしか思い出せない…



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