第5話 次なる相手は提出原稿 ~文字数との激闘~



 こうしてどうにか参加権を勝ち取った私は、「さて何を書こうかなぁー」と考えます。


 そうです。

 私、この時点でまだ書く内容をこれっぽっちも考えてません。(笑)



 色々考えました。

 いつもの路線で行くのか、ちょっと試しに変わった事をしてみるのか。


 考えて、とりあえずそのどちらかだけ決めておきます。



 ……え?

 どっちにしたのかって?


 それはまだ言えません。

 言ったら匿名性を損なうかもしれませんからね。


 これを書いている現在は、まだ『祭り』の最中です。

 絶対に罠には引っ掛かりません。

 そう、絶対に……!

(こんなデリケートな時期にエッセイ上げるからこうなる。笑)



 さて。

 結局何書くかなぁーって考えて、題材について考えていた時にポッと題名が思い浮かびました。

 なのでそこから設定を作り、ストーリーを膨らませます。

 

 移動中もご飯中も、何なら仕事中まで考え続けて(おい!笑)そしてどうにか設定と骨組みが完成。

 とりあえず、それに従って書いてみます。



 まず一度普通に書いてみて(下書きして、変な所は一度直して最後に推敲)、それから文字数の事を思い出しました。(アホ。笑)


 

 『祭り』で提示されている文字数は2,800~4,000字。

 空白改行込みの数字で、どうやら「なろう」の投稿画面にコピペすれば正確な数字が出るらしいです。

 なるほど、とりあえずそっちに貼ってみよう。

 (それまではカクヨムで作業してた)


 ペタリ。

 ……あれ、文字数2,000字ちょいだ。

 まぁそうか、いつも1ページをそのくらいの文字数で書いてるから、普通にやれば感覚的にそのくらいだよね。

 でもこれじゃぁ足りないなぁ。


 よし、じゃぁもうちょっと書く範囲を増やしてみよう!


 そう思ったのが、運命の分かれ道だった……。




 ふんふんふふーん♪ (←続き書いてる

 でーきた!

 文字数上限5,000字ギリギリ!


 って、あれ?

 5,000字?


 確認して頭を抱えました。

 だって上限4,000字だもの。

 約1,000文字もオーバーしてるんだもの。


「え、ここから削るの? 1,000文字も?」


 とりあえず、一文毎に改行するいつもの書き方から文庫形式に変えました。

 しかしそれでも、まだめっちゃ削らなきゃいけなさそうです。


 さて皆さま、ここから作品のフランケンシュタイン化が始まります。


 切って貼って

 切って貼って

 切って貼って

 切って貼って……


 あぁーっ!! あと3文字!



 省いてもいい描写を削って、何とかギリギリ納めました。


「ぃよっしゃぁ!」


 そう高らかに叫んだのですが、最後に確認しようと思って読んでみたら。


「おや、この辺なんかおかしいな。もっとこう……よしOK。って、また文字出てる?!」


 この後4回、似たような攻防を繰り広げました。(笑)



 【今日の教訓】文字数には余裕を持って書きましょう。




 因みに、『祭り』では本文の他に「題名」と「あらすじ」も提出します。


 題名については最初に付けたものを「ちょっとアレンジするか」と思ったんですが、回り回って結局最初のものに。

 (意味無いとか言わないで! 私の中では必要なプロセスだったの!)

 上限は40文字でしたが、元々それには引っ掛からない数だったので悩まずに済みました。



 一方、あらすじについては「やはり」と言うべきか、一悶着ありました。

 上限400文字なんですが、これがまた入らない!


 ここを削っ……たらここの意味が分からなくなるな。

 でもこっちはどうしても残したいし……。


 という訳で、最初に書いたものから何か所か削って、どうにか体裁を整えましたとさ。

 めでたし、めでたし。


 

 ところで私、ここまでの作業に掛かった時間の総数は、正直言って覚えていません。

 が、これに掛かったせいで通常連載の毎日更新がギリギリだったのだけは覚えています。

 やっぱり一つの作品を並行して書くのって難しいよね。


 何がって、やっぱり時間を捻出するのが。

 


 でも私は、多分「『祭り』参加が決まったぞ!」というモチベーションがあったからこそこの4,000字弱を書けたんだと思うので、やっぱり決まった後で書き始めた事には後悔していません。


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