魔王の家です。

 道を歩くと急に兄が止まります。


「ここはどうやら魔王の家のように思われます」

「私はあなたに聞きます。なぜそう思ったのですか?」

「魔王の家という看板があります。それは間違いなく魔王の家でしょう」

「素晴らしいです。出入りは無料のようです。手紙のようなものが置いています」


 私はそれを読みます。

『私は魔王です。ここは私の素晴らしい家です。時間がくるくるするのは私のせいだと思われます』

 これを読んで、私は中に入っていきます。


「兄。いきます」

「それは私もです」

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