ゴーストレインP-16号発進!

「黒門,灰門,白門と書かれているけど、これって自分の紙に書いてる場所に行けばいいのかな?」目の前にある大きな門と手元にある紙を見ながら思った。グループの人もそれぞれの門へ向かっていた。自分は、灰門へと向かった。門を越えると駅のようになっていた。目の前には、ゴーストレインP-16号と書いてある新幹線が停車していた。そんなときアナウンスが流れてきた。

「このたびは、駅長の英(はなぶさ)が運転致します。ご安心して乗ってください。今から皆さんに重要な情報を言います。2回ほどお伝えするので、耳を傾けて聞いてください。【黒】の方は、終着駅で降りてください。【灰】の方は、A駅で降りてください。【白】の方は、R駅で降りてください。では、皆さん車内へお乗りください。再度伝えます。この…」

自分は、アナウンスの指示通り車内へ入った。するとすぐに、車内でアナウンスが流れてきた。

「お乗りしていただきありがとうございます。【灰】と【白】の皆様。今から話すことをよく聞いてください。皆様は、1年間下界で暮らしてもらいます。【灰】の方は、前世とは違う人間の体で暮らしてもらいます。【白】の方は、前世と同じ人間の体で暮らしてもらいます。もし、その1年間の中で悪事をしなかったら、契約してもらってその体で死ぬまで暮らしてもらいます。悪事した場合は、【黒】に変化します。また、各駅に到着して外へ出るとすぐに転生されるので十分考えて降りてください。このことには、拒否権などないのでご了承ください。」

自分は、どんな人間の体になるんだろう。性別は、どっちだろう。と少し興味があった。色々考えているとA駅に着いた。自分は、思い切って外へ飛び出した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る