第9話 『|開封《リリース》』

 『封入シール』は存在のコピー、では『開封リリース』は?まあ予想通りである、ここで問題に為るのは二重存在ドッペルと成りうるか?である。

 能力面では確実に二重存在ドッペルと言える、但し対象の主義主張や性格は元の存在とは異なる存在に為る。

 何より、姿形は性別不詳の無面ノーフェイスアルカイックスマイルの口が存在するだけの怖いモノが出てくるのである、絶対に悪夢に出てくるし子供は泣く。

 さらに対象がスキル『魔眼』持ちならそこに眼も付くと思う、肝が細ければ失神する事に為るだろう、怖すぎて。

 これは生物を『封入シール』した弊害、弊害ではあるが1つの対象に1回しか使えない事が有効的活用も出来る事がある。

 それは対象が生きている時と死んでいる時とは別カウントに為る事である。

 現状1レベルなので有効射程距離が10m、確率は約10%と短く低いが使用回数を増やしレベルアップすれば距離も確率も増えると思う、使用時の消耗が激しいのがネックだが休み休み使えば良いだろう、スキル『品質向上/カード/弱』が有るのでカード化が出来れば多少は良いドロップに為るだろうし、品質が良ければドロップ品は高く売れる。

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