SCP-018-JP-orig 「人魚の声」

アイテム番号:SCP-018-JP-orig


オブジェクトクラス:Euclid


特別収容プロトコル:SCP-018-JP-orig(以下SCP-018)は、現在サイト142の低危険度物品収容ロッカーに保管され、現在24個の回収、保管をしています。


説明:SCP-018はマイクの底面に[如月工務店]と書かれた、外見上は一般的な白いコンデンサーマイクですが、通常の機能に加えて1つの機能が追加されており、機械に接続している時にのみ異常が発生します。

 SCP-018を機械に繋げて使用すれば、使用者(以下SCP-018-A)の声を聴いた人(以下SCP-018-B)は、SCP-018-Aがどんな発言をしようと好意的な感情を持ちます。

 それから10分ほど使用していると、SCP-018-Bはマイク越しの声に水音が混じり始めることに気づきますが、SCP-018-Aの周辺や録音を聴く限りでは水音は感知できませんでした。

 SCP-018を5時間使用すると、水音とSCP-018-A以外の音が聞こえなくなり、7時間を超えるとSCP-018-Bはその場に自身と同じ質量の海水を残して消失し、現在焼失したSCP-018-Bの足取りは掴めていません。


補遺018-1:発見の経緯

 SCP-018の発見は、SCP-018-Aが「通話をしていた友人が突然消えた」という通報から、SCP-018-Bの自宅へ行った警察内部にいた職員がSCP-018-Bのいたであろう場所に水たまりができてる事で財団による調査が入り、SCP-018が発見されました。

 SCP-018-Aは実況者で”声が良く聞こえるマイク”を希望していたところ匿名の人物からSCP-018が送られ、ファンがくれたものだと思い使用していたとのことです。

 調べたところSCP-018を送ったのはSCP-018-Aのファンであり、以前から実況での雑音がしていたことから広告で見つけた[如月工務店]に依頼をしたとのことで、履歴も消え如月工務店を追う事はできませんでした。


補遺018-2

 SCP-018が反対側である青森付近や国外でも同一の物が発見され、現在SCP-018の回収と捜索が最優先でされています。



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