第5話 アラサー幼女(仮)色々と整理しました。

「お嬢様、先程はありがとうございます」

「こちらこそありがとう。私のわがままに付き合ってくれて」


「お嬢様が優しい人で助かりました。他の人ならおれもう5回はクビになってます」


確かに、それは考えものだ。彼は今は私のもの。けれども彼だっていずれうちを出ていく。準備は早いうちからしておくに越したことはない。


「この後私にやらなきゃいけないことってあるかしら?」

「急ぎのご予定はございません」

そっか。


「なら1番優先すべきことはなに?」

「まずはお勉強ですね。あと3年して10歳になられたら、お嬢様も魔法学園に入学なさらねばなりませんから」


魔法学園‼︎なんと!いいねぇ。そんなものが…

わくわくするなぁ!


「そう。ありがとう。ねぇ、少し1人にしてもらうことはできるかしら。一刻でいいわ」

「かしこまりました。失礼致します」

「失礼致します」


私の部屋にはベッドと机、本棚、クローゼット様々なものがある。そう。2年間も目覚めなかった人の部屋とは思えないほどたくさんのものがあった。


愛されているんだなぁ。


紙とペンとインクを探し出し、ペンにインクをつける。

関係ないけど超素敵だなこのペン。

さて。まず、出会った人のこと。


・ベネディクト

(6歳くらい110センチくらい)

 金髪に緑色の瞳。私の侍従、従者。

 多分平民。聡明。

 一緒に授業を受けさせたい。

・メリー

 メリー・ロッソ

(18歳くらい165センチくらい)

 茶髪に青色の瞳。私のメイド。

 クール美人。

・お父様 

 エドワード・ウィリアム・クロノシス

(32歳くらい180センチくらい)

 金髪に赤色の瞳。声がでかい。

・お母様

 フィオーナ・ウィリアム・クロノシス

(27歳くらい160センチくらい)

 黒髪に青色の瞳。オッパイ。


違うこれはまずい見られたら社会的に死ぬ。

消しとこ消しとこ。


・お母様

 フィオーナ・ウィリアム・クロノシス

(27歳くらい160センチくらい)

 黒髪に青色の瞳。迫力美人。

・スチュワートさん

 スチュワート・レルベノア

(58歳くらい180センチくらい)

 白髪に紺色の瞳。当家の執事。イケおじ。



取り敢えずこんな感じかしら。

あれ、私こんな喋り方だったっけ?

うつってる…のか…。


……そうだ、私のこと。


・アリシア・エドワード・クロノシス

さっき鏡で確認したけれど年は7歳で身長は120センチくらい。

黒髪に赤い瞳。


当家の…長女かな。姉のことなんて全く覚えがないから。

しかし7歳か。前世だと小1だな。

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