第28話 無理

「全然ダメ。無理w」


「だろ?無理だろ、おまえwありえないだろ」


「無理っていうかね、初めてだからね、免疫がないからね。ちょっと」


「無理だよな、どうする無理なら」


「え?」


「無理だからどうする?」


「想像力」


「あ?」


「想像力」


「なんだよ、意味わかんねw」


「想像力。想像力で会ってる。妄想」


「あ、妄想で会ってる?」


「うん」


「それで収まるの?妄想で」


「ん?」


「妄想で我慢できるの?」


「我慢できない…」


「ふふwじゃどうすんの?」


「ふふふ」


「ん?」


「会いたいよ~。どうすれば会える?」


「ん~、1番難しい問題だね。オレもしのに会いたいけどさ」


「うん」


「会いたいけどねぇ。どうしたもんかって感じだよね、ねー」


「ま、いいことなんだけどね」


「まーねぇ、暇で暇でしょうがないよってよりはね」


「そうなんだよ!それよりはね」


「そう言い聞かせてんだろ?しのは自分に」


「そうそう、そうなの。どうすればいいと思う?逆にどうすんの?おにいちゃんだったら」


「ん?考えたことないなw」


「うん」


「ねー。どうする?」


「どうしてんの?わかんない、どうしたらいいか。あはははは」


「オレもわかんない、どうしたらいいか。ね?」


「しょうがないよね」


「しょうがないっていうか、どうしたらいいかわかんない、オレも」


「ねぇ。でもでもさ、言ってもさ、福岡はまだ終わんないんだね?」


「そう、福岡は9月の25日がオープンなんだよ」


「でしょう?でももう1個あるもんね」


「うん。まぁ、それはそれでね、まぁ行かなくちゃ」


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