第5話


風呂桶はナミナミくらいに

お湯でいっぱいになった筈だった。

俺はシャワーを適当に浴び、風呂桶に飛び込んだのがいけなかった。


シャワーも、なんか、お湯で調節しようにも

どことなく冷たいし、、まぁ、でも、

風呂桶の方は大丈夫だったらいいなと

思ったけど、甘かった。


「冷たっ!!」


湯沸かし器...


どうやら故障したみたいだった。


「くそっ...!」


「銭湯行くしかないか...」


俺は水風呂、、

じゃ、入った気がしないし、


疲れが取れないし、、

俺冷たいの苦手だし、、


明日は会社行かなきゃだし、

汗臭いの嫌なんで、俺は

あーあ、と思いつつも銭湯に行く事にした。


幸いにも。


住めば都。


銭湯は近くにあった。


だがな。


俺はどうやら運に見放されたらしい。


一番、家から近い筈の銭湯に

向かったんだが、まさかの貼り紙がしてあった。


【都合により、臨時休業致します。

ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません】





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