第3話


タイムカードを押し、俺は帰宅を急いだ。

社内より暑い外。

日中の炎天下よりはマシだが、

汗がじっとりと俺の背中を伝った。

転職した今の会社の無能上司があまりにも

中卒の俺に学歴マウントをとってきて、

仕事を押し付けるもんだから、

家に帰るのは大抵、夜遅く。

だから、会社からなるべく近い場所に住まなきゃ身体が持たないと、以前いた遠いとこにあるマンションから

引っ越して会社から徒歩5分くらいのボロアパートに俺は現在、住んでいた。





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