本当に素晴らしい作品なので、一気に読ませていただきました。

物語の進行させるテンポがすごくいいです。
視点を切り替えするタイミングやコンテの使い方には非常にセンスが感じさせられます。「A辿り着けるのでしょうか→B辿り着きますよ」というカメラワークは素敵でした。
重複した表現もほぼなくてなかなか優秀な作品だと思います。
表の派手派手な演出も素晴らしいですが、水面下の心境描写も扇情的で心が打たれます。
まさにプロ並の手さばきでした。(ドラえもん劇場版に出てくる定番ののび太深夜相談を思い出されてしました)
要するに、芸術性のある物語のつくり手としての手腕はお見事です。
あえて不足している部分といえば、もし商業作品にするとしたら(例えばアニメ化するなど)読者や視聴者(ターゲット)のニーズを答える工夫をもう少々凝らせばさらに成功できるでしょう。成長の映えやクライマックスのシーンをより印象的にし、詳細な描写によってより強いインパクトを残したりする一方、主人公も含め女の子たちの戯れているシーンを鮮やかにさせたりすることが必要でしょう。
一言でいうと、もっと画竜点睛の「色」が欲しい、多彩な世界を描く彩りの「絵」にしていただきたいのです。そうすると読者の想像を導いてあげられるでしょう。
いい作品なのでテンションが上がりすぎてしまったのかもしれませんが、拝読できて本当に幸いだと思います。言葉を推敲するのも久々なので伝わりにくいところもあるかと思いますが、とにかく作品は芸術感が備えられ、ポテンシャルが感じられます。
本作に出会えることを心より感謝したくて、星3致します。どうもありがとうございます。
続きや新編をお待ちしております。
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半年を空け、続いて79章から最後まで拝読しました。
後記など、平和な暮らしも書いて欲しいところですね。
前よりはさらに素晴らしくなり、とても感動しました。
ただボス連戦からの描写は細かいところが少しだけ増えると多分なおいいです。
優秀な作品に出会えて心底より感謝しています。
ありがとうございました。
チェルが聖女っぽいですねw