第26話幽霊部員、参上

「この部には幽霊がいる…」

くに部長は神妙な顔で話だした。

「幽霊部員だがな、はいってきたらどうだ」

ドアが開く、1年の女の子だった。

「私は天照大神の化身って普段はいっているけどあんた達ガチの能力者じゃない!やりにくい!」

それが部に来ない原因か。金髪ショートヘアでかわいい女の子だった。中2病で高身長のモデル体型。妹が読んでる雑誌で見たことあるような…!聞いてみることにした。

「君もしかして!モデルの天地太陽じゃないか!」

「いかにも、はいてすてるようなレベルのイケメン私がモデルの天地太陽よ!」

やっぱりそうだった。

「妹がファンだからサインしてくれ」

天地は笑った。

「この部活に私の凄さがわかる奴がいるなんて学年2位で美少女の私にひざまづきなさい!」

「俺学年1位だけど」

「ナッナンデスッテ~!え、ホント」

成績表をみせると、

「全科目満点!チートつかったでしょ」

「うん、魔術師の三条さんの何でも強化で学力を1.5倍にしてもらったんだ!君は素の学力で2位なんだから強化すれば1位なんてすぐとれるさ!」

「学力強化の他にテレポートで旅行、デスティニーランド貸し切りなどがあるぞ!」

天地はビックリして、わなわな震える!

「この部活チートすぎー!!!私明日から来るわ!光栄に思いなさい」

「諸君!幽霊部員歓迎会をするぞ!せんべいと緑茶の準備だ!」

準備は終わった…!後は食うだけ!

「せんべいと緑茶、チート1位、悪魔的な組み合わせだと思わない!」

「チート1位って俺のことか?」

「そうよ、あんた以外誰がいるの!そうじゃなきゃ、誰があんたなんかに!」

白山さんが、

「ラブコメ的雰囲気をかもしだしてますが天地さんその人彼女持ちです!」

天地さんが驚愕していた!

「学年1位で彼女持ち、あんた欠点あんの!?」

「体育がダメなんだよ、全然出来なくてさ」

天地はニヤリとして、

「体育ができないとか、マジで!どうせ能力もショボいんでしょ!」

「記憶精神改竄スマホっていって真名さえ分かれば神様もたおせるんだ」

「あんた!しっかりしなさい!そんなことできるわけ………!」

「そのスマホで何回も我らの危機を救った、ホンモノさ、神様特製品だよ」

くに部長はニヤリと笑った。

「あんたすごいわね…私なんて………!」

「俺は怪異退治にしか役に立たないけど、天地さんは現役モデルという才能があるじゃないか!自信を持て」

「太陽でいいわよ。自分と対等な奴にさん付けで呼ばれると気持ち悪い、中2病もやめる!自信もったから……!」

天地太陽は、何故か顔を赤らめていた…。



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