鶴翼という兵法? があるのですね。
しかし、セオリーが通用しないのが
新田義貞のスゴイところですね!
終わりだ、と誰もが思う場面で
「その時こそ、おれたちの勝ちよ」
と言って退ける潔さ。
高重が
「あの男をここで失うのは惜しい」
というのも頷けます。
作者からの返信
鶴翼というのは、鶴が翼を広げるように、左右に大きく兵を展開する陣形です。
新田義貞は当時、無名の御家人なので、ちゃんと兵法を修めているかどうかは怪しいです。
しかしその野性の直感で、鶴翼の弱点を見抜きます。
高重さんとしても、鎌倉幕府という壁を撃破できるのは、義貞ぐらいだろうと思い、彼を逃がそうとしますが、義貞としては、ここからが「勝ち」への道筋が見えて来たところという……^^;
義貞が、勝手知ったる新田勢(上州から率いて来た仲間たち)と共に戦うからこそ、出来る作戦が、これから始まります。
ありがとうございました。
編集済
河越氏(というくらいですから、現在の川越に本拠があったのでしょうね)についてウィキペディアを見ると、源平合戦にも登場する由緒ある名族だったのですね。
でも、なまじ有力であったがために、源氏、北条氏、足利氏ら、時の権力者に翻弄されつづける運命にあったとは、なんとも皮肉な権力構図ですよね。
幕府軍の鶴翼の陣のいずこに破綻が生じるのか、あるいは、如何に逆手に取るのか、含みを持たせて次回へつなげましたね。ニクイ!(^_-)-☆
作者からの返信
源義経の正室、郷御前がこの河越氏の出だったかと。
仮にも頼朝の弟に娘を出すぐらいですから、名門だったんでしょうね。
でも、おそらく鎌倉末期は落ち目だったんでしょう。
執権北条家がそういう名族を蹴散らさないわけないし^^;
で、上州から新田義貞という暴れん坊が出て来て、乗るしかないと思って参陣したんでしょう。
そこは足利千寿王の方に参陣しておけば良かったのに……とは思いますが^^;
鶴翼という、大軍を活かした戦法を採る幕府軍。
毛利元就の場合は弓矢による射撃で鶴翼に対抗しましたが、果たして、速戦即決タイプの新田義貞はどう対抗するのでしょうか^^;
ありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
よし、幕府軍大勝利! 北条の未来へレディゴー、風呂入ってくるわ、レッツゴージャスティーン!
普通に考えたら、鶴翼の陣で包囲されつつあって、足場が川って……残りHP1で超必殺技を受けてるような状況なんですが。
これで「勝ちよ」とか言えるのは、多分、いろんな意味で英雄ですね。
前回に引き続き盛り上げ方が上手く、面白かったです。
作者からの返信
フツーに考えたら北条家フォーエバードリーミンな勝利で、今まで応援ありがとうございますみたいな展開になるところでした(あれ……これじゃ打ち切りか(笑))
っていうか、資料を読むと、ここから新田義貞はとんでもない技をかましてくるんですけど、それをそのままやっちゃうとアレなんで、義貞の野性味を生かす展開にしてみました^^;
ヤン提督とかだったら「そんなんアリか」と言いそうな、義貞の野生のカン(としか言いようのない)が冴える戦いになります。
上州の北風と荒れ狂う川に鍛えられた新田勢でないとできない逆襲が始まります。
お褒めいただき、恐縮です!
ありがとうございました。