砂絵によって表出されてゆく武蔵野の情景を格調高い文章で見事に描いた作品です。
第9回新潟日報文学賞受賞(本名で受賞), 第34回北日本文学賞宮本輝選奨受賞(本名で受賞), 第20回ゆきのまち幻想文学賞入賞(筆名で受賞), 第27回ゆきの…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(159文字)
題名には砂遊びとありますが、実は砂のアート。 武蔵野とはダイダラボッチが創ったアート作品だったのです! そんなくらいに、でっかい作品でした。 しかも読みやすいです。
子供のころに身近にあった自然、今は記憶の向こうに流れてしまったものが戻ってきました。神秘的というよりも身近な森、川にはヤゴとかヤゴとか魚とかが住んでて、時間を忘れて遊んだ記憶。大人になって、サ…続きを読む
作者が少年時代から親しんだ名水を辿り、その風景を今の趣味であるサンドアートに表すエッセイ。美しい風景の描写、同時に思い起こされる楽しかった思い出。素直かつ巧みな筆運びが、読者までも武蔵野の今と昔…続きを読む
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