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キャラクター

#1. 『日向日和』


 日向(ひなた) 日和(ひより)


   ・素性・出自


 人知れず世に憚る『人ならざるもの』の引き起こす事件を処理することを主な仕事として収入を得ている謎多き女性。

 街外れの一軒家にて養子兼弟子である日向夕陽と共に暮らし、彼が目指す『人と人外との共存』という理想を影ながら支えている。

 滅多なことでは自らの過去や経歴を語ることはないが、その立ち居振る舞いや莫大な知識、経験からして尋常ならざるものを感じさせる。

 また、あらゆる不可能を可能にする桁違いの実力があり、夕陽が困難に直面した時にはこれを難なく突破する為の策を与えたり助力に馳せ参じたりと、我が子のこととなると手段を選ばない。

 日向夕陽に真なる意味で『名』を与えた者でもある。



   ・性格

 基本的には排他的、ダウナー、冷徹。何事も主観より客観視を重視し出過ぎた真似を控え必要以上に干渉すること・されることを疎う。

 仕事として『人ならざるもの』とする人外案件を受け負いこれを淡々と処理するが、依頼として受けていない騒動や事件に対しては無関心で眺めている。自身に降り掛かる火の粉でなければ振り払うこともしない。

 ただし、愛し子である日向夕陽はその手の事件に自ら首を突っ込むか巻き込まれる性質であるが故に、やむなく金にならない労働をすることも少なくはない。

 対人関係もとてもドライ。彼女にとっては『①第一優先に守り保護する命より大事な存在』か『②それなりの縁でそれなりに付き合いはあるがさして優先もしないし死んでもどうということはない存在』、それ以外の『③有象無象』とはっきり分かれている。

 ②はとても限定的で数の少ない昔馴染みであるし、①に至っては夕陽とおまけでその取り巻き数名程度なので、日向日和にとっては世界の大半が死のうが生きようがどうでもいい、路傍の石と同じ価値しか見出していない。

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