第2話廃マンションにて

綾香「マジ雰囲気あるね」


春香「なんか、嫌な感じ」


架純「…」


菜々緒「お前、霊感あるんでしょ?何か感じるの」


架純「分かりません、もう帰らせてください!」


綾香「何?反抗するつもり?」


架純「…いえ、すいません」


綾香「お前、最上階までいってあそこから手を振ってこい」


架純「やっぱり、無理です!!」



 ドスッ ガッ ボゴッ



架純「っはぁっ…うぅっ」


綾香「黙れ!うぜぇーんだよ!!」


菜々緒「早く行けば?」


春香「また、痛い目あうよ?」


玲奈「早く入ろうよー」


綾香「あれ?玲奈いつからいたの?」


玲奈「ずっと一緒にいたよ」


綾香「あ、そうだった…ね?」


綾香「まぁいいや、早く行け!」


架純「う"ぅ"ぅ"、わかりました…」



そして、廃マンションの入り口に行き、ドアに手をかける。



架純「お願いだから、開かないで、開かないで!」



ドアが開いた。辺りを照らしながら、一人暗闇の中へ進む。



架純「やっと、3階まで……

何階まであるんだろう?エレベーターみたらわかるかな?」



エレベーターの上を見上げた。



架純「うわぁ!9階まであるじゃん!

もうやだよ!



  ズルッ ズルッ



何かを引きずるような音がする。



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