26・雪かき

 寒い冬。

 大雪が降った日のこと。

 俺は雪かきしていた。

 暖房の効いた部屋で正月番組でも見ながらミカン食べたいなー、とか思いながらせっせせっせと雪かきをする。

 そんな冬の日。

 お巡りさん様がやって来て言いました。



「雪かきをしているな。犯罪の証拠を隠蔽する気だろう。俺にはお見通しだ。おまえが犯罪の証拠を隠蔽しているという証拠に、雪かきの後がなんかおかしい。犯罪の決定的証拠だ」



 ……

 いくらなんでも無理ありすぎない?



 でもマジだった。

 お巡りさん様は雪かきをしているから俺を犯人と断定した。



 そんな感じ。

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