このエピソードを読む
2022年6月28日 10:07
とても面白いですね。私の中ではっきりと結論付けられないお話しでしたが、だからこそずっと心に残るような掌編になったと思います。女にとって理想とは何でしょう。それがたとえ理想であっても現実として触れるのが怖い?孤独に耐え切れなかったのはおじいさんだけ?女はアイスを食うかどうかでも逡巡する。案外、今の状況も理想的なのかも知れない。何も整理できませんが、いろいろと考えることができて面白いです。ライトの光に照らされた灰と埃、公園の灯りに照らされた自分(女)。この表現がとても素晴らしく、唸りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。女にとっての理想はおそらく過去なのだと思います。過去は時間の経過にともない不要なものが削がれ、純度を高め、美しいものはより美しく、醜いものはより醜く感じられます。そして、かつて共に過ごしたはずの少年こそが、女にとっては理想なわけですが、もはやそんな人間はどこにもいないと気づき始めています。女が過去を老人に語ろうとするのは、あるがままの今を受け入れるための通過儀礼なのかもしれません。お読みいただきありがとうございました。
とても面白いですね。
私の中ではっきりと結論付けられないお話しでしたが、だからこそずっと心に残るような掌編になったと思います。
女にとって理想とは何でしょう。
それがたとえ理想であっても現実として触れるのが怖い?
孤独に耐え切れなかったのはおじいさんだけ?
女はアイスを食うかどうかでも逡巡する。
案外、今の状況も理想的なのかも知れない。
何も整理できませんが、いろいろと考えることができて面白いです。
ライトの光に照らされた灰と埃、公園の灯りに照らされた自分(女)。この表現がとても素晴らしく、唸りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
女にとっての理想はおそらく過去なのだと思います。
過去は時間の経過にともない不要なものが削がれ、純度を高め、美しいものはより美しく、醜いものはより醜く感じられます。
そして、かつて共に過ごしたはずの少年こそが、女にとっては理想なわけですが、もはやそんな人間はどこにもいないと気づき始めています。
女が過去を老人に語ろうとするのは、あるがままの今を受け入れるための通過儀礼なのかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。