9話 4人で風呂…?!
あれから風呂に4人で入ることになったがどうしようか。流石にまずいよね。
「まあ私たちはメイドとして仕事あるし元々一緒の予定だったんだよ」
「え?そうなの?一緒に執事とかメイド入るとは思ってたけどシルフィたちなんだ」
てっきり知らない人が来るのかと思ったがこれは遠慮してくれたのかな?まあ見知らぬ人と風呂入るとか初日からハードすぎるからな。
「まあそうゆうことで一緒にいきましょ」
結局こうなるよね…。
ー脱衣所ー
「え?ふくらんできてる?うそ?私まだちっちゃいのに」
…まだ10歳だよね?。胸の大きさはわからんけど、もう育ってるの?
ちなみに俺は後ろを向いているのでシルフィたちの様子が分かるのは聞こえてくる会話のみである。
「ふふん、シルフィたちのはちっちゃいな」
「私たちも大きくなるもん」
「胸が大きい方がモテるんだよ。勝てるかな?」
おい待てこら。どこで聞いたそんなこと。いやまあ目がいっちゃうけどね。モテてるわけではなくない?まあ俺的には爆乳とか気持ち悪いとか思ってるからそんなに大きくなくていいんだけど。それにソフィアなんかキャラ違くない?
「じゃあ行こ!ほらボランもこっち来て」
一応脱いでいた俺はアリスに無理矢理引っ張られ(多分胸の話をして悲しくなったのだろう)風呂場の中に入った。
「でか」
「でしょ?私の家に比べると劣るけど大きい方よ」
風呂場は銭湯みたいに広く左後ろに風呂があり、その周りにシャワーなどがある。しかし見たことのない形のシャワーだな。どうやって使うんだろう?
ソフィアの家のはこれよりもでかいとか相当だよな。一回行ってみたい気もするがめんどくさくなりそうなんだよな。だからやめとくことにした。
それからは互いに洗いあったり、一緒に風呂に入ったりした。無論やましいことはしてないよ?不可抗力で見ちゃうことはあったけど。まあ不可抗力だからしょうがない…よね?まあ10歳だし見ても興奮しなかったが。
「じゃあそろそろ寝よっか。シルフィたちは仕事まだある?」
「あと少しあるから終わらせてくるね。行こアリス」
「うん、またねボラン、ソフィア!」
「また明日(な)」
さて寝るか。大丈夫だ今の俺には風呂を耐え切った実績がある。今更同衾では動揺しない。…多分。
ー次の日ー
なんとか耐え切ったか。今日は久々にゆっくりしようかな。いやせっかく領都に来たのだ。いろいろと見に行こう。面白い発掘物があるかもしれないし。
一緒に行けるのはシルフィたちは無理だと思うから。ソフィアとアンジュかな。思い立ったら即行動。
「ソフィア、今日いろいろと見に行こうと思うんだけど一緒に来る?」
「今日は暇だし行こうかな。他にも一緒に行くの?」
「シルフィたちは無理だろうし、アンジュと一緒に行こうかなと思ってるんだけど」
「じゃあさっそく呼びに行きましょう」
領都かこの世界に来てから始めての都市だ。何か珍しい物があるのは間違いない。冒険者登録もいいかもしれないが登録は12歳からなんだよね。多分本当は15歳からがいいんだろうけど。それだと困る人がいるから12歳からになってるらしい。
「ここがアンジュの部屋かな?」
執事がいたので聞いたところ、ここがアンジュの部屋らしい。
コンコン
ドアをノックすると、すぐな返事が返ってくる。
『な〜に?』
「アンジュ、出掛けに行こ」
『お兄ちゃん?いいよ行く。ちょっと待ってて』
それから数分が経ったのちドアが開く。
「あれ?ソフィアもいたの?」
「そうよ。シルフィたちは仕事があるから無理だと思うからこの3人で行こうって話になったの」
「そうなんだ。けど出掛けれるの?お父さんの許可があるんじゃないの?」
「それは今から行こうかなって。アンジュが来るかわからなかったし」
それから父さんの許可を取ることができた。護衛はつけるかと言われたが断った。護衛とか慣れてないしむしろ慣れてるのがおかしい。まあ父さんも一応聞いただけみたいですぐに手を引いてくれた。
ソフィアも来たことはあれど領主館の中しか行ったことがないから何がどこにあるかとかはよくわからないらしい。
領都は東西南北で大通りが引かれていてそこに北以外は門がある感じだ。そして真ん中に広場があり、北に山があるため防衛に有利ということでそこの大通りの終点が領主館だ。
そして四つの区に分かれていて、居住区、商業区、遊楽区、職人区の四つだ。
居住区はその名の通りで家が立ち並びいろいろな人が過ごしている。領都で住んでる人は領主館以外だとここに住んでいる。この区は北東にあり領主館に近いのだが領民の意見をすぐ聞けるようにするためとかの話だそうだ。定かではないけど。
商業区は南東にあり、いろいろと売っている区で、掘り出し物が見つかるとしたらここだろう。奴隷もここにあるらしい。完全に物扱いで実に不愉快だ。
遊楽区は北西にあり領主館に近い、欲望が透けて見えるな。この区はホテルなどがあり、いわゆる夜の街だ。風俗などもあり、カジノみたいなギャンブルもあるためギャンブラーがいる。たが、このギャンブラーが爆死している姿をこの区でよく見るそう。面白そうだが要らぬ誤解受けそうだからあまり行きたくはない。カジノはやりたいけど。まあ、前の世界のようなカジノはないと思うから行かないかな。
最後に職人区だ。ここは鍛治とかギルドとかがある区で非常に暑苦しいところだそうだ。まあ南西で遠いのも納得な区だと思う。冒険者って性格が荒いものが多いからな。ここに早く立ち入ることになりそうだな。ギルドといえば冒険者で冒険者といえば国々を旅するのが普通だろう。まあ俺の固定概念かもしれないが…まあいい。
今回は商業区に行くとする。職人区にも行きたいがギルドには登録できないし、鍛治屋はまともな剣をこの体、この年齢で売ってくれるとは思えない。いや…まてよ?魔物の素材はせっかくだから売ってこよう。あっても仕方ないものがたくさんあるしな。
商業区は奴隷もいるからあまり深くは立ち寄らないようにしないとな。胸糞なものは嫌いなのだ。胸糞展開などクソくらえだ。そんなもの嫌なもの自分がくらってどうする。
「で、どこに行くの?」
「どこに何があるかとかはわからないがまずはギルドに行こうかなって、金あまりないからまずは魔物を換金してそれでいろいろ商業区で買おうかなって」
「お兄ちゃんそんなに高いもの持ってた?」
「
「え?
「それであってるぞ。実際俺そんな余裕なかったし一瞬で決めないと死んでたかもしれん」
「え?お兄ちゃん一瞬で倒したの?ああ…そっか。お兄ちゃん化け物みたいなものだからね」
「化け物は失礼じゃないか?」
「事実でしょ?」
「まあ否定はできんな」
「なんで納得できるのよ…」
「まあそんなことはどうでもいい。金は多い方がいいし、見る時間なくなってくから行くぞ」
ギルドといえば荒くれ者が多いイメージだが大丈夫だろうか?まあなんとかなる(適当)
ーギルドー
ギルドの看板には旗があり黒色の下地に緑の×その上に赤の剣が交差しているものだ。
中に入るとまさにギルドといった感じでまだ朝なのに酒を飲んでいる人などもいるが大抵が話し合いをして今日やる依頼などを見ているようだ。
中の人には華麗な二度見をされた。まあ子供だし、それも男子ならまだしも女子2人もいるからね。この世界はまだ男至上主義みたいな感じだからそうゆう反応になる。
そんなことはどうでもいい。査定に時間とか掛からんだろうし、とっとと済ませるか。
ギルドの受付は開いたところから順次呼ぶ形で今はまだどこも使われていた。番号呼びみたいだな。
少し時間が経つと呼ばれた。
「要件はなんですか?」
「魔物の素材の買取だ。ここじゃ収まらないから広いところで出したいんだが」
「わかりました。少々お待ちください」
話が通ってるのか?ほかのところと違いやけに潤滑に動くな。
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次の投稿は未定です。こちらばかり進めるのもあれなのでもう一つの方進めようかな。多分急激に投稿スピード落ちます。どちらの方も。
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