第8話 放課後、教室にて
「なあなあ大河。今日……。」
と、誠が何か言いかけたところで
「せっんぱ~い。かっえりっましょ~。」
そう言いながら凛花が現れた。
「ああ。分かった。今すぐ行く。」
そう凛花に返すと、改めて誠の方へ向き直り
「で、お前はなんて言おうとしたんだ?」
そういうと、誠は
「っいや、何でもないよ。お前はいいな~。一緒に帰ってくれる人がいて。
ていうかお前、俺のことなんか気にせず早く行ってあげろよ。お前の後輩ちゃん、
うちのクラスの女子どもに囲まれてんぞ。」
といった。うっわ、本当だ。まじで女子に囲まれてんじゃん。かわいそう。よし、早くいって助けてやろう。そう思った俺は、急いで帰る準備を済ませると
「おい凛花。さっさと帰るぞ。」
そう言って凛花の手を取り急いで教室を飛び出した。あれ?女子たちがキャーって叫んでるような気がするけどまあいっか。
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