第6話 学校①

「大河~。おはよ~。」

教室に行くと、後ろから、話しかけれれた。このやる気のない声は誠だ。誠とは、中学の時、部活が一緒だったので仲良くなった。ちなみに誠とは、ペアを組んで

大会に出たこともある。まあ、結局負けちゃったけど。あ、ちなみに苗字は結城な。

いいな~結城っていう苗字。めっちゃかっこいいじゃん。ていうかこいつ、何で俺の前の席なのに、後ろに立って話しかけてくるの?絶対座って話した方が楽じゃん。わざわざ立って、後ろから話すなんていうわけのわからないことをするから、そんなやる気のない声しか出せないんだよ‼そんなことを考えながら、誠に挨拶を返す

「おはよう。誠。お前もうちょっとやる気のある声出せねーの?損な声聞いてるとこっちまで朝からやる気そがれちまうよ。」

「は⁉仕方ねーだろ。こっちはお前、窓の外見てたら、仲間だと思ってた親友が、後輩と一緒に登校してんだぞ。しかも楽しそうに。いいな、部活に、部活に入ってないのに後輩の彼女がいるなんて。」

いや、あれは仕方ないじゃん。成り行きでああなったって言うか。まあともかく弁明しとかないと。そんなことを考えていると

「やあ、おはよう。ゴミ野君にゴミ城君。今日も朝から君たちはうるさいね。おさるさんかなんかなのかな?あ、すまない。これは僕の失言だ。そんな言い方をしたら失礼だもんな。おさるさんに。」

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