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目次
－２－ 「手」
右か左かはその時によるけど、時々、人の手だけが空中に浮かんでる。
何かを探している様子で、ふよふよ浮いてふらふらしている。
指先が何かに当たると、それをじっくり触って確認して、目当てのものじゃないとわかると、またふよふよと何かを探して飛んでいく。
試しに木の枝をつかませたら、怒って引っ叩かれそうになった。
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