第2話 揺れるイングランド王国

イングランド・・ 

英国はフランスとの百年戦争に 

多くの人々を死に導いた疫病、黒死病(ペスト) 

それに飢饉  各地のみならずロンドン首都をも揺るがした 

ワット・タイラーの乱 農民たちの大反乱


なおも混乱が続く イングランド 英国


「大変ですよね~」「お前 簡単に言うな シオン!」


「はいはい まあ、落ち着いて この守護天使であるシオンさんの御蔭で

助かったのですから」にこやかに微笑むリュートを背にした長め黒髪を編んだ少年


「何処が守護天使だ! この数百歳の魔物が!」

「司祭さま 酷いです 僕が助けたのに・・しくしく」


ロンドンでの騒ぎに 

何処ぞの騎士団のロンドン支部が襲われて 騎士たちも一時、避難


各国でも騒ぎは続き 揺れていたのは イングランド 英国だけではないが・・



イングランド・・伝説のリチャード獅子王

彼の両親 

フランス、南欧の薔薇と称えられるアリエノール姫

(アリエノール・アキテーヌ女公爵)と

ヘンリー王(2世)が始まりのプラジネット王朝、王家

その流れを汲む黒王子の逸話も当の昔 ありしもの・・


主となる プラジネット王家 リチャード2世を最後に失われ、今となっては 

それよりも以前の王であるエドワード3世が残した子供達 


傍系となるヨーク家とランカスター家が残り 王座を巡り争う

2つの家が自らの王家を名のるのみとなる


初代ヘンリー2世は元はフランスのアンジュ―伯 


今となっては失われたが、仏にあった領土に加え

フランス所縁の大貴族の姫に 

次世代がフランス王家の姫を母に持った家系のプラジネット王朝



この段階でも 王に影響力 時に対抗出来る程が力ある大貴族たちが

黒死病 飢饉 幾度もの内乱戦争で 家ごと消え去ってゆく・・




※一部 修正しました こちらの確認ミスなど等です 御容赦ください

※ アキテーヌ(ダキテーヌ)女公爵 

当時のフランス王よりも多くの領地に富を有しており 

フランス王ルイ7世の妻 王妃となりましたが 


後にフランスのアンジュ―伯アンリ

(血縁の関係で イングランド王 ヘンリー2世となる)

と再婚 イングランド王妃となって 数人の子供をもうけて

そのうちの一人がリチャード獅子心王となります

ジョン失地王も彼女の息子です


 

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