第13話 バレた?

 起こさないようにパンツを脱ぎ終え、さっきのようにヒナの指に恥ずかしい液体でトロトロになっている割れ目をくっつける。


 ん、きもち、いぃ。


 はぁ、ヒナ、好きぃ、好きぃ。


 起こしてはいけない、分かっているのに腰の動きが少しずつ速くなってしまう。


 んぅ、はあ、はあ、ヒナ、ヒナ。


 もっと、もっと。


 動きが大胆になってきてしまったせい「ん、んー」とヒナが動き、目を覚ましてしまったようだ。


 私は慌てて脱いだズボンとパンツを持って布団を被った。


「あれ、指が変」


 どうしようどうしよう、バレた?


 目を閉じて寝たふりをする。


 おそらく指を気にしているのだろう、静かな時間が少し過ぎてヒナは立ち上がりトイレに入っていった。


 布団をかぶって寝たふりをしてたから分からなかったけどバレたのかな?


 とりあえず今のうちにパンツとズボンを履かないと。


 ジャーと水が流れる音が聞こえてきてトイレから出てきたヒナが帰ってくる。


「なんだったんだろう」


 指についた液体の事を気にしてはいるがバレてはいないみたいだった。


 ヒナはそのまま寝てしまったけど、私はなかなか寝付けなかった。


 ムラムラしてたのは焦りや驚きでそんな気持ちは吹っ飛んでしまったけど、流石にパンツを脱いでまでしちゃった事は反省した。

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