第13話

やがて。

見張りのおじいちゃん先生が職員室なのか、

トイレから戻って来たのか、不明だが。

不良どもを黙らせてくれた。


「何やっとる!?真面目に試験受けんか!?

このバカどもが!」


口調のキツいおじいちゃん先生だった。

林ユーコも、真島マヒロも逃げるように教室から

出て行った。


俺はふつーに追試を受けることができたから。


5教科の追試、それぞれ満点だった。


定期考査日は。

「身体の調子でも悪かったんだな...」


ということで済んだ。

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