第3話

軽く流したつもりだった。

完全なる既習範囲。

易しい問題の羅列。

さて、結果は...。


俺、堂々の第一位。


ま、簡単だから。

寝るわけにはいかないと思ってはいたが。

進学校のテストに比べたらテスト時間の半分、寝てても大丈夫だったわけで。


俺、そんなわけで、25分は机に突っ伏して爆睡してた。

そんな愚行をしても尚、

廊下に貼られた順位表の一番上には俺の名前が

印字されており、


俺は一躍有名人になったみたいだった。

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