良作!

職をもなく、バーと男の部屋をさまよい、街を転々とする主人公。
帰ることもできない部屋のことがいつも気がかりであって……

「慈ちゃんはいい子だねぇ」
「こぉんないい子をくださって、神さまに感謝しないとねぇ」
主人公はきっと、お祖母ちゃんから与えてくれたこの言葉にふさわしい大人になりたかったんだろう。