第2話 雨男伝説
前回、ツーリング記録を掘り下げる、と言ったにも関わらず、思い出したことを先に書きます。
ズバリ、私は大の「雨男」です。
そりゃ、もう自他共に認めるほどの。
そもそも子供の頃から、大事なイベントがあるとよく雨に降られました。
で、大人になり。
やっぱり行く先々でとにかく「降られる」。
先日、とある女性(別に彼女でも奥さんでもないですが)にそのことを話したら、
「それは君。きっと竜神がついてるんだよ。むしろ晴れた日の方が調子に乗って怪我するから、雨を降らせてるんだね」
と、まるで「天気の子」のようなことを言われましたが。
でも、不思議と「雨の日」に、滑ってコケたとか、怪我したとかは一度もなく、怪我をした日は、「晴れた日」ばかりです。雨の日は、慎重になるというのもありますが。
あと、よく「水」を飲む人は、竜神系だそうですが、確かに普段からやたらと水を飲むお陰で、脱水症状や熱中症とは無縁です。
ただ、まあバイクでツーリング行くと、本当によく雨に当たります。
それも、数日前まで「晴れ」予報で、宿を予約したら、直前に雨に変わったり、ということが多いのです。
今までバイクで行った中で、ひどい雨ワースト3を上げると。
1位 能登半島ゲリラ豪雨
これは本当に酷かった。せっかく夏休み取って、わざわざ能登半島まで行ったら。もう死ぬほどの大雨。しかも能登半島は田舎で、避難する場所もなく、ひたすら雨雲から逃げるという有様。
結局、能登半島一周しましたが、ほとんど雨でした。
全身ずぶ濡れになり、さらに財布の中身のお札まで濡れて、ガソリンスタンドに紙幣が入らなくなり、急きょ、金を降ろしたり、ホテルに入ってドライヤーでお札を乾かしたり。
2位 伊豆半島ゲリラ豪雨
伊豆半島の先の、南伊豆までキャンプに行った時のこと。翌日は確かに雨予報でしたが、「弱い雨」程度の予報でした。
が、翌日。早めにキャンプを切り上げて帰り道。
高速道路で、視界が遮られるほどの豪雨。目の前が真っ白でほとんど何も見えない状態。めちゃくちゃ怖かったです。それでも休むことなく、一気に突っ切りました。
3位 九州連続降雨
ゴールデンウィークに九州にツーリングに行った時のこと。楽しみにしていたのに、行きの高速道路で早くも、ゲリラ豪雨に遭遇。岡山県のキャンプ場を予約してましたが、一瞬キャンセルして、神戸あたりで降りて、ホテルに泊まろうか、と思うほどでした。
無事、岡山県に着き、一泊して九州に上陸した後。大分県から宮崎県、そして鹿児島県、さらに熊本県南部まで。
ひたすら雨。
この時は、「豪雨」ではなかったものの、朝から晩までほとんど雨が止まない状態が3日くらい続いてました。
全身ずぶ濡れになり、コインランドリーで洗濯して、着替えのために、田舎のホテルから近くの「しまむら」まで服を買い物に行く羽目に。
まあ、他にも房総半島、山梨県、静岡県、長野県、埼玉県、さらには電車で行ったはずの京都でも雨に当たりました。
もう「水に好かれてる」としか思えません。
なので、最近は、天気予報が「曇り」だと信用できなくなり、「どうせ雨が降る」とネガティブになって、常に完璧な防水装備を持っていくようになりました。
ただ、これだけ雨に当たってるから、バイクの色んなところが「錆びて」くるのが難点。
前はマンション駐輪場に置いてカバーをかけてましたが、雨だと浸水するのと、イタズラ防止のためもあり、今はバイクをコンテナに入れてあります。
これは近い将来、大型バイクを買った時のための「布石」(マンションは所詮、駐輪場なので、狭いし、傷がつくし、イタズラされるので)ですが、このコンテナなら雨でも当たることがない、というメリットがあります。
本当に「雨に当たるのが運命」みたいなものですね。
ちなみに、たまに一緒にツーリングに行く、バイク乗りの知り合いも「雨男」。2人で行くと、ダブル雨男で、よく雨に当たってます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます