朝4時に

目を開き 時計をみる。

朝の4時たる小さな絶望

先に見た時計は午前2時ではなかったか


眠くないわけではないのだが


また胃の縁が違和感以上・痛み未満と

いかんとも名付け難い態度でいるものだから

暗がりで目を瞑ろうとも癒しをもたらす眠りに潜り込めるはずもなく


ただただ暗い棚の隅にどうしようもなく置いていかれた両手ほどの石

そのような無価値な固まりになって

意識の座標軸を わずかに現実からずらしている

眠りではなくて

そんなことを2時間おきに繰り返している


どこかで本当の睡眠にたどり着くであろうと期待しながら


期待しながら

今日も夜明けを迎えようとしている







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