創作雑記6.人物の名前

前回の時も話題にした気もするのですが、暑いですねぇ……。暑い。

うちで飼ってる金魚が暑さのせいか、近頃はぼおと水槽内を漂ってる姿を見かけることが多くなりました。動物もそりゃバテますよね。何か対策考えないとです。


さて、表題です。

自作の長編を書き溜め中にふと思ったのです。

登場人物の名前に統一感を持たせてたら、もっと物語の雰囲気に深みを持たせられたのではないのかなと。


自作の人物の名前を思い浮かべると、統一感はあまりないように思えます。

現在更新中の物語を、書こう!、と思い立った当時、まずは人物を書き出し最初に決めたのが登場人物の名前でした。

私が優先したのは語感。

いくら空想上の人物とはいえ、名前はやはり大切なもの。陰陽の考え(だと思うのですが)で、名は世の中で一番短な呪、というものがあるそうです。

その他大勢に混ざってしまっても、名を呼べば返事が返ってきますよね。それはつまり、個として縛るということであり、ある種の呪い。

だから、名は大切。という私の勝手な解釈です。

その名ひとつで、いくら空想上の人物といえど、それを目にすれば耳にすれば、その人物をぱっと思い浮かべる。名前はやはり大切。

ならば、愛着を持てるように語感、響きが気に入るものにしよう。と、ようするに個人の好みを基準にして決めたら、舞台は地球ではないのに、明らかに由来は日本語だよね、というものから、なんだかこの子の名前だけ物語の中で浮いてない?な結果になってしまったというわけです。


例えば、スイレン。これは睡蓮からきてます。

単純に響きが好きなのと、設定の関係で水に関連した名前にしたかったから。

それから、ミナモ。これは水面から。

ミナモは上記のスイレンと関わりのある子だったので、関連性がありそうな名前がいいなと思ったから。

あとは、ルイ。これは涙から。

後付ではあるんですが、英語のティアとかけたかったんですね。ティアとルイ。同じだけど、違う存在な雰囲気を出したかったのだと思います。

あとは物語の中で浮いてない?な名前は、ここでは伏せますが、名前が正式に決まるまでは仮名で物語書き進めようかなと、仮名のままで居た期間が長過ぎてしまったがゆえに、この子はこの名前以外ではもうしっくりこない!という程に、私の中で馴染んでしまったのが理由です。ごめんよ。

名前、大事です。


と、ここまで思って、では名前ってどう決めるのかなってとこに行き着いたのですよ。

私みたいに、好みで決めるのもありだと思います。

愛着が持てなければ、その子達の物語を書き切ってあげることも苦しくなると思うのです。実際に私も経験がありますし。

あとは、物語のテーマ、モチーフがあるのだったら、それにちなんだものとか。

植物が物語の主題世界なのだとしたら、花の名前だったりしたら雰囲気にも合いそうです。

他だと、モデルとなった地域があるのならば、その地域で馴染みのある人名だと、物語に深みでそうですよね。


と、考えるだけでも楽しいですね。

昔どこかで聞いたのは、子供さんが産まれた際に姓名判断の本などとにらめっこをしながら、漢字の画数なども吟味して子供さんの名前を決めるように、登場人物の名前を決める方もいらっしゃるのだとか。

それはすごいなあと単純に思った記憶がありますが、そこまで大切に考えぬけるのもすごいなと改めて思います。

空想上とはいえ、きっとその人物も今まで歩んできた時間があり、そしてこれから歩んでいく時間もあるのですよね。

なんだか壮大な気持ちになってきました。

思わず天を仰ぐわけですけど、見えるのは天井で照明が眩しいだけでした苦笑



と。眩しいと思ったところで、今回はここまでとします。

読み返すと相変わらずのまとまりのなさが目立ちますが、緩く書けるここの居心地も個人的には気に入っています。

では。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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