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「もう一度〜いいかな。」関連

用語まとめ

用語覚え書きまとめ。所謂、作者のための本作設定資料です。

本ページは読まなくとも本編に支障はありません。

※用語項目によってはネタバレを含みます。

※おいおいと追加、更新していく予定。



◇精霊

人からは隣人と呼ばれ、古くから共に歩んできた存在。

身体がマナで構成されているため、精霊が動けば大気に含まれるマナもその影響で動く。そのため、マナが滞らないようにかの存在から循環させる役目を賜っている。精霊の例えとして、大地の血液、と呼ぶ者もいるとか。

人の世では、人の祈りからうまれた存在だと伝えられており、時に埋もれて真偽は定かではないとされているが、それは真実である。

それゆえに、精霊は人に惹かれる性質を持ち、人が寄り付かない場所には精霊も寄り付かない。だから、マナ溜まりも生じてしまったり……。


◇はじまりの精霊

意味は言葉のまま。

遥か昔。マナが大気に満ちて飽和と化したとき、生き苦しんだ当時の人々が生を願い祈ったのをきっかけにうまれた精霊達を指す。

このはじまりの精霊らが交わり、次へと継いできた存在が今の精霊達である。広く捉えれば精霊は皆兄弟である。

もとは自然の精気が集まった存在だったが、人の祈りに触れた際に何かが芽生え、それが命を賜ることに繋がった。

ゆえに、精霊のはじまりは人の祈りからであり、ある意味では人は精霊の親とも言える存在。

隣人として共に歩むのも、人に惹かれるのもそれが所以。

精霊が大気の循環を役目とするのも、命を賜った際にかの存在と交わした交換条件みたいなもので、約束。

かの存在が身体を与える際に既に在るものを模して創ったため、マナで構成された身体でも血などが存在する。

自然の精気だったため自然の成りを姿としていたが、人の想いも身にまとったために人の姿も持つようになる。


◇かの存在

精霊という存在の、母とも父ともいえる存在。人の世では神と呼ばれる。


◇位

その精霊の魂が持つ位のこと。

始まりは下位。そして、中位、上位と続く。

魂がそれまでに積み重ねた経験が位を位置づける。

なので下位がその旅を終え還ったとき、その魂が重ねてきた経験により、次の旅の始まりが再び下位なのか、上の中位なのかが自然と決まる。

旅の途中であったとしても、重ねてきた経験がそれに達した際に、成長そして位が上がることもある。


旅……精霊の生命の喩え。旅の終わりは死を示し、旅の始まりは誕生を示す。

精霊の魂は大樹に還り、休息と称される眠りに就いたのちに、記憶を奥底に綴じて新たな生を始める。


上位…上位精霊の意。扱う力は甚大。扱う言の葉も強く、名を縛ることも容易。

普段は獣の姿を借りているが、人の姿に転じることもある。上位の場合、そちらが本来持つ姿である。

全体数が多いわけでもないので、人前には滅多に現れない。自我もしっかりとしているために、喚ぶ声がしても、興味がなければ応えないことも多いとか。


中位…中位精霊の意。扱う力はそれなり。言の葉は格が下相手ならば、ある程度は名も縛れる。

獣の姿を借りている。人の姿には転じられないため、獣の姿が本来の姿。

自我を持つが上位程しっかりとはしていないため、喚ぶ声には応えやすい。


下位…下位精霊の意。扱う力は不安定。人と結んだ場合は魔法の補助役を担う。

下位だとしても、人が扱う魔法に対しての効果は倍増する。

精霊としては幼いため、姿はまだ保てない。光の粒なのはそれゆえ。

自我も幼く、喜怒哀楽が主。自由奔放。

喚ぶ声にはほいほい応える。好きーっ! となればすぐに人と結ぶ。


白…上位精霊の中でも上の位が持つ色のことを指す。

汚れなき色、白の体毛に身を包むのが特徴。秘める力も上位精霊とは一線を画し、清廉された甚大な力を持つ。

多くの精霊の憧れの色。


大精霊…精霊王、各属性を統べる長を指す。


精霊王…大樹に住まう精霊を統べる存在、王。

大樹に還ってきた魂を見護る役目も負っている。

世襲制ではないため、王の子だとしても次代になるとは限らない。

秘める力、持つ格や器。様々なものから吟味され、かの存在から神託という形で選定される。

王に選ばれれば“外”へは出られるぬ身となり、大樹の支えとなる。

その実、大樹の養分という見方もある。

次代候補は当代の王へ仕え、振る舞いや所作など様々なことを幼少の頃から学ぶ。


長…火、水、土、風、光、闇のそれぞれの属性を統べる長の精霊。統べる存在。

精霊らからは、長さま、と呼ばれるている。

火の長…サラマンダー

水の長…ウンディーネ

土の長…ノーム

風の長…シルフ

光の長…不明

闇の長…不明

という呼び名がある。が、長の精霊が持つ名でもなければ、真名でもない。役職名みたいなもの。

自身が持つ力の甚大さには自覚があるため、普段はひっそりと各々奥地で暮らしている。


属性…火、水、土、風の属性は四大属性とも呼ばれる。

光と闇については精霊達自身も多くは知らなく、存在以外はあまり知られていない。

互いに対となる存在ゆえ、彼らは共にどこかでひっそりと、息をひそめて暮らしているらしい。その多くは謎のまま。


◇真名

精霊そのものを指す、魂を示す名のこと。精霊の核。

真名を力ある者に言の葉にて紡がれてしまえば、縛ることになり、意に従わせることも容易。

旅を終えた際に還し、まっさらな旅を始める際に新たに与えられる。


精霊の名…うまれた際に親から与えられる、個を示す名。個は心とされている。


言の葉…声に魔力を絡ませて紡がれた言葉のこと。紡いだ者の持つ力が強い程に、その言の葉は効力を持つ。

遥か昔の人々は言の葉を行使することにより、生活を豊かにしていた。現在の魔法の起源とされている。


精霊の身体…マナで構成された器のこと。核と心を繋ぐ役目を担う。

ひとつの器にひとつの魂。ゆえに、精霊が身籠った際はひとつの器にふたつの魂となるため、存在が不安定になってしまう。ちょっとした衝撃で危うくなる。

他にも、身の丈以上の力の酷使や、耐えられない魔力による衝撃で器が消し飛んでしまうこともある。それは精霊でいう死である。


◇精霊界

精霊らが暮らす、人の世とは画する世界のこと。

朝と昼と夜。森、植物。空気。それらは存在するが、それ以外はない。

四季もなければ、天気も存在しない。


“内”…精霊界内部を指す。

“外”…精霊界外部を指す。つまり、人の世のこと。

“内”と“外”の境界…白い霧、否、濃霧。濃霧の濃さが“内”と“外”の近さを示す、謂わば指標。


◇精霊の森

精霊界の別称。精霊が暮らす森。

だが、これは二つのものを指す。

ひとつは上記、もうひとつは人の世に存在する森のこと。

このふたつは重なりあうように同じ場所にあるが、決して交わらない場所。

人の世の精霊の森は、精霊の目撃が多く報告されるために、いつかの時代の当時の王が森を精霊の森と名付けたのがきっかけ。

同時に神聖の地と定め、荒らさぬようにと無闇やたらな人の立ち入りを禁じた。それ以降、儀式などを除き、殆ど人の出入りはなくなってしまう。時折森の入口付近住む人々が、精霊への祈りを捧げるために足を踏み入れる程度となる。


◇精霊の大樹

通称、大樹。森のどの木々よりも一際高くそびえる。

こちらも精霊界、人の世とふたつの存在を示す。

精霊界の大樹は、森に四方を囲われた湖の、さらにその湖に四方を囲われた島に根を下ろす。精霊の魂が還る場所。

精霊王が住まう大樹。精霊界を支える存在であり、大樹と精霊王は繋がっている。

人の世の大樹は精霊の森に囲われている。精霊界の大樹と繋がっており、そちらから流れてきたものを養分として大地に注いでいる。


◇魔力

マナとオドの総称。

本質は同じもの。だが、決して交わるものではない。

マナ…大気に含まれる魔力のこと。

精霊の身体はマナで構成されているために、精霊はマナを扱う。ゆえに、人の扱うそれより強力なのは、扱う力に限界はあれど底がないため。

オド…生き物が体内に保有している魔力のこと。

動物も植物も関係なく保有するもので、個々によっての保有量の違いはある。

そのため、扱えるそれに限度がうまれる。


マナ溜まり…精霊の動きがなくなり久しくなると、マナの動きが皆無のためにマナがその場に留まってしまった状態のこと。

すると生き物はマナを大量に摂取することになってしまうため、生き物が住める地ではなくなってしまう。


浄化…精霊が動くことによって、マナに動きをつくり流れがうまれることで、その場の濃度を正常値に戻すこと。


◇魔物

生き物が魔力濃度の高い地へと足を踏み入れてしまえば、嫌でもマナを体内へと取り入れてしまうこととなる。許容量を超えてしまい、生命活動を保てなくなった生き物の成れの果てが魔物と呼ばれる。謂わば、マナの暴走。

そうなってしまえば、自我を失い、本能のままに生を貪る存在となる。ゆえに討伐対象とされる。

基本的に魔物はマナ溜まりと呼ばれる地に長く留まることでうまれるため、逃げる足のない植物の魔物が多い。

稀に怪我や病気等が要因で逃げ遅れた獣から獣の魔物へと至る場合もある。


魔族…人よりも遥か多くのオドを保有する種族。人では耐えられない魔力濃度も耐えられる。が、逆にある程度の魔力濃度を欲するために、人が栄える地では暮らしにくい。

ゆえに人が暮らす地からはかなり離れている地にて暮らす。

互いに行き来は厳しい条件下のため、人と魔族は丁度よい距離感で暮らせているといえる。だが、全く交流がないわけでもなく、商会を通じての物流はある。

稀に自我を取り戻し、魔物から魔族へと昇華する者もいる。魔族が魔物へ名を与えることで眷属とし、魔族へと転じることも。


◇幼精

文字通りに幼い精のこと。

自然の精気からうまれた存在のため、自然の成りを姿とする。例えば、花の精気からうまれたから蝶の姿を持つとか。

マナを食すために、普段は好みのマナを求めて自由に飛び回っている。

好みの美味しいマナを持つ精霊を見つけると、いつの間にかその精霊に連なり眷属となっている。

美味しいマナをいただく対価として、精霊の手伝いを行う。


◇自然霊

幼精が昇華した存在。自我をしっかりと持ち、言葉も操る。

精霊の眷属として名を持ち、連なる自然霊もいる。

精霊ももとは自然霊だったこともあり、両者は近い存在。精霊はマナの身体、肉体を持ち、自然霊は精気の集まり。


◇精霊結び

※工事中


◇魔法

※工事中


陣…※工事中


――職業


◇騎士

※工事中


◇魔法騎士

※工事中


◇魔法編込師

※工事中


◇魔法師

※工事中

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