オンリーワンの退魔物語

読み応えのある小説です! 

高校生が幽体離脱し、日本の古典的な装束に身を包み悪霊退治に赴くのですが、そのギミックが秀逸で、まさか風呂場から幽体離脱し、戦いに赴くなど誰が考え付くでしょう。

水物なので、当然持ち歩くためにはケースが必要で、そのケースもみんなが知っているアレなのも納得感があります。
これが何らかのアイテム。例えば水晶とか、刀剣とかその手だったら途端によくあるというイメージになりますが、これはオンリーワンじゃないでしょうか。

まだまだ物語に散らばっている謎も多く、後の展開が楽しみになります。ネーミングも漢字を取り交ぜて、和の雰囲気を醸し出しています。

外伝も読んでいきたいと思います!

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