中国仏教史のあの有名人が、一喝で怪異をぶっ飛ばす!

本作を読まれた方は、誰もがこう思うでしょう。
「寺生まれ、もとい、西域生まれってスゴイ、改めてそう思った」と……。

とは言っても、それがただのお戯けに終わらないのがまさにスゴイところ。
歴史知識に裏打ちされた背景描写と生き生きした人物描写、センスある筆力が、怪奇小説としての価値をも損なわずに描きあげています。
いずれも読みごたえありながらさっぱりした短編なので、ぜひどうぞ!