役に立ちたい(sideニト)

「はぁ…はぁ…」


ニトは魔力放出をしてベッドに倒れ込んだ。


「やっぱり動けない…」


少しずつ魔力放出の時間は長くなっているので魔力量が少しずつ大きくなっている事は分かっていた。


「流石に…3回やると…」


ナギからは、2回やってくださいと言われているが、ニトは3回やっている。朝、昼、晩と…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「やっと動けてきた…」


1時間ぐらいすると体が動けてきたので、体をほぐしてストレッチをした。これもナギから教えてもらった事で、それをやると体が柔らかくなるし怪我も少なくなるらしい。


「あぁ…いててて…」


何故こんな事をしているのかというと、恩返しをしたいからだった。ボロボロの自分を拾ってくれて育ててくれている。ありがたいとしか言いようがなかった。


「魔導銃を一回ぐらい撃てるかな?」


何日もやってきたからそろそろ撃てるのではと思った。


「外でやった方がいいよね…」


そう思って、いつもの平原に行く事にした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「的は…あれでいいよね」


ポツンとある木に狙いを定めた。

そして…


パァン


発砲音が鳴った。思ったよりも魔力を吸い取られたもののしっかりと撃てた。


「やった!でも…2回目はキツイかな…」


ニトの魔力量の8割程取られていたので2回はやめておく事にした。


「早く、帰ってこないかな〜」


この事を早くナギに自慢したかった。なので足早に家へと帰っていった。

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