第4話

『さァ、ゲームの始まりだ!!』



「くうゥ……!! ま、待てよォォ!!

 恥ずかしい話しだけど……。

 お前の言う通りボクは……、そのォ」

 さすがに、そこまで言うと口籠くちごもってしまった。



 正直にチェリーボーイだと白状するのは屈辱だ。 


 男子の僕にとってはコンプレックスでしかない。

 できれば隠しておきたいことだ。




『どうしたよ。童貞チェリーボーイ!!

 セックスする相手が居ないから、ゲームを辞退したいのかァ!! ケッケケェ……』

 だがパンドラは容赦なくボクのウィークポイントをついてあざ笑ってくる。



「えェ……😳💦」ドキッとした。



『ケッケケェ……、そうだな!!

 今からマッチングアプリでセックスの相手を探すワケにもいかないか!!』



「ぬうゥ……!!」悔しいが、パンドラの言う通りだ。

 もちろんナンパなんてした事もない。

 最終的には風俗しかないのか。



『ケッケケェ……!! しょうがないな。

 お前の母校へ行ってみろよ!!』


「えェ、ボクの母校ッて……?

 あすなろ学園か!!」

 家からだと歩いて3分も掛からない。



『ケッケケェ……!! そうだ!!

 祐真のセックスの相手を紹介してやるよ!!』


「何ィィ〜ーー……? マジか!!」

 疑っても仕方がない。



 タイムリミットまでにセックスの相手を探すなんて風俗以外考えられない。


 

 取り敢えず、パンドラの指示どおり母校へ向かった。









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