通常ルート

第二十四話(桜視点)

 とりあえず、考えていた内容でやらしていただくことにしました。

 そのあと、もし、読んでくれる人がいるのであれば別ルートを考えています。


───────────────────────


 両手が真っ赤に血で染められている。


 え……なんで?


「はっ──」と私は目を覚まし、上半身を上げる。


 身体中は汗でびしょびしょ。

 気持ち悪い……。


 夢……?


 私はボケッと周りを見渡した──。


 外は真っ暗だった。


 でも、私の視界にはどうやら、病院が映し出されていた。


 夢……じゃないの?


 私は自分の腹部を服を上げ見てみた。

 腹部は包帯で巻かれていた。


 腕には点滴が打たれている……。


 なら、うらら先輩を──私がまだ生きているということはうらら先輩もまだ生きているはずだ。


「私? それなら、ここにいるよ?」


 そこで、私は大きく目を開く──。


「え…………」


 そこには、私服姿のうらら先輩が壁に寄りかさっていた。

 そして、近くにある椅子には耕平くんが座っており寝ていた。


 どうして……なんで、私服なの?

 

 私と共に倒れたはずのうらら先輩はすでに私服だった──。


 その光景に混乱する私。


 私の心を読んでいるのかのように。


「私、あなたより二日早く起きてね。とっくに退院してるのよ」

「え……」

「あなたは三日寝てたってことよ。安心しなさい。カッターナイフの指紋はどうやら、ラッキーなことに雨で完全に消えてるみたいよ。私たち二人は共に倒れてたみたいだから犯人としては見られてないみたいだわ」


 三日……なんでそんなに私は寝ていたんだ。


 なんで、こいつの方が早く起きてるんだ。


 すると、うらら先輩は私に近づき靴を脱ぎベッドの上に乗る。


 近づいてこないで……やめて……。


 そして、うらら先輩は耳元で──。


「あなたの方が重症だったわけ。あ、そうだ。桜さんって三日間寝てたんだしさ? 性欲溜まってるんじゃないの?」


 そう言うとうらら先輩は私を押し倒す。


「やめてくだ──」


 私が大声でそう言おうとした瞬間、うらら先輩は私の口をガムテープで止めた──。

 そのままの勢いで、私の両手を後ろ向きでガムテープで止めた──。


「うううううう」


 なんて言っても声が出ない。


「どう? 溜まってる……?」


 そう言いながら、私のズボンを脱がすうらら先輩。


「うううううう」


 それと同時に恐怖で目から涙がながら出す──。


 助けて……耕平くん。


 目の前には耕平くんがいる。

 でも、耕平くんは起きてくれない。


「起きないわよ……二日間彼はあなたを待って起きていたもの」


 そう言いながら、うらら先輩は私の耳を舐める。


 耳なのに感じてしまう。

 なんで……なんで!!


 やめて、やめて、やめて、やめて……。

 私は絶対に壊れない。


「私、援交で鍛えたんだよね〜女にも通用するテクってやつを?」


 ただ耳を舐められてるだけなのに……。

 私が私でいられなそうだ……。

 だめ、私……耐える……。


「うううううう」

「はいはい、気持ちよくなりたいんでしょ❤️」


 そのまま、私はうらら先輩に犯された──。


 その時間は夢のような時間だった。

 はじめは気持ちいいのを我慢していた。

 でも、そんなのバカバカしくなってきた。

 

 『別に私が壊れても悪いことなくない?』


 そして、私は落ちた──。


「はぁはぁ……あらあら、完全にメス顔ね」


 身体が痙攣している。

 まだやめないで……そんな感情が高ぶる。


 こんなの間違ってるのには気づいている……。


「ねぇ、なんで私があなたをこうしてるか知ってる?」


 そんなことより、続きをして……。


「ふふ、それはね……あなたがウザいからよ? 私の耕平くんを奪おうとしてさ? 別に耕平くんなんてもう特別じゃないけどさ? これから、また特別にしたいんだよ。だから、あなたは邪魔……消えてください。後輩くんとさ♪」


 耕平くん……?

 誰だっけ……?

 忘れれば、続きしてくれるかな?

 翔太とまた付き合えば、続きをしてくれるかな?


 物足りない。

 もっと、気持ちよくなりたい。

 早くしたい。


 うらら先輩はニコッと笑うと私の口についた涎でびしょびしょなガムテープを取る。

 

「あなたが言いたいことぐらいわかるわよ? したいんでしょ……続き?」


 私は目を輝かせて──。


「はい!!」

「なら、四つん這いになりなさい」


 そうすれば、続きしてくれるのかな?


 私は言われるがまま、四つん這いになる。


「完全にあなた、壊れてるわね。私と同じように……後輩くん。もう、こいつから……耕平くんを消しちゃって。妊娠させてもいいわよ、壊してくれるならね。もう、立ち上がれないほどにね」


 翔太……?

 

「うん」


 いつから……翔太がいたの?


 そんな疑問があった。

 でも、ヤり始めたら、そんなのどうでも良くなった。


「ほら、あなたの大好きな人の目の前で犯される気持ちはどう?」

「う、うれしいです……」


 ごめん……ごめん、ごめん。

 でも、私は……。


「もっとして!!」


 もう、翔太が大好きです。


「ふん、落ちたわね……あ〜あ、後輩くん。あなたにこの子はあげるわ……」

「え……うらら先輩とは……」

「私? あなたにはいいのをあげたじゃない。私は耕平くんとする❤️」


 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。





 

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