嘘のようなホントの人生

みなみ

第1話 幼少期

両親と私と弟の4人家族。

母親はバツイチで前の旦那さんとの子で種違いの姉が1人いる。


母方の母とはよく会っていたが父は既に亡くなっていると聞かされていて、同じ市内に母と姉が2人で暮らしていた。


なぜ姉とは一緒に住めないんだろうか、なぜ苗字が違うのだろうか、なぜ顔がこんなに違うのだろうか、、と様々な疑問はあったがあまり深く考えることも無くすくすくと育っていた。


今では虐待といわれる行為が躾として当たり前だった幼少期。


朗らかで優しい両親のもとで育っていたとは思うけども、何かしてしまったときはそれは酷く怒鳴られ、叩かれ、土間や蔵に閉じ込められて泣き叫び疲れて眠ってしまった頃に家の中に入れてもらえる。


そんな日常が当たり前だった。

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