透明な国

アザッス

序・むかしばなし

ひとびとは

ことばとともに

まほうを

つかい

くらしていました。

あるひ

おおきなまものが

あらわれました。

おおきなまものは

いきるものを

にくみ

こうげきしました。

そして

おおきなまものは

りくを

うみを

そらを

しはいしました。

のこったいきものは

おおきなまもの

ぼうりょくに

おびえながら

くらすしかありませんでした。


ながいねんげつがたち

あるとき

ひとりのまほうつかいがあらわれ

おおきなまものにたちむかいました。

まほうつかいとまものは

はげしくたたかい

よにんのおさの

きょうりょくもあり

ついに

まほうつかいが

しょうりしました。

たたかいにやぶれた

おおきなまものは

まほうつかいに

ちからをかすことを

やくそくし

たたかいであれたせかいを

まもののちからで

もとにもどすために

まほうつかいがうみだした

よっつのオーヴによって

だいちのおくふかくで

ねむりにつきました。


こうして

せかいはへいわになり

まほうつかいは

初代皇帝イッセン1世として灰色の帝国をつくりました。

オーヴは戦いに協力した4人の長に預けられ

魔物とイッセン1世との約束を守るために

今でも大切にされています。

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