第17杯 デート下

 カフェでお茶をする事になった。

 彼女は無邪気にケーキを選ぶ。

 俺は、飲めないのに彼女にいい所を見せようとブラックコーヒーを頼んだ。

 白いマグカップに黒い液体がたっぷり。

 口に含むと苦味が広がる。

 彼女は無邪気に「美味しい?」と聞いてくる。

 俺は虚勢を張って言った「香りがいいよ」

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