【業務】 - 仮払い

会社によっては、

・給与の前払い

・退職金の前払い

という制度がある。

J会社には、【仮払い】という制度がある。

名称の通り、【仮に払う】ものであるため、当然、実費を除いた金額については【返金】していただく必要がある。


なんて面倒な制度なんだっ!

こんな制度、とっとと無くしてしまえっ!!


と。

実務を行う我々は思ってしまうのですけど。

当然ながら、我々にはそんな権利は欠片もございません。

なんせ、他社の社員ですので。


でも。

でも、ですよ。

私は決して『お金持ち』でもないし、高給取りでもないですが、それでも将来の事やもしもの時に備えて、それなりの貯蓄はある訳です。

・・・・『それなり』って、便利な言葉ですよね。だって、基準なんて人それぞれですし。

話は逸れますが、1つ前の会社の採用面接の時に、

 『お酒は飲みますか?』

という質問があったのです。面接官から。

入社後、その面接官は営業の課長さんだったことを知りましたが。

私は

 『はい。人並み程度に嗜みます。』

と答えました。

・・・・便利じゃないですか~?『人並み程度』って。

『人並み』って、なんでしょうね?

でも、そんな答え方する奴は、大抵飲兵衛さんですよ。

はい、しっかり見抜かれていたようです。

飲み会の多い会社だったので、どうやら私の答えは正解だったようです。


さておき。

貯蓄の話です。

J会社社員の皆様は、少なくとも私よりは高給取りです。

なんせ、全社員の給与データ丸見えの部署にいるので、分かってしまうんですよねぇ、あはは。

で、です。


何故に、仮払いなんて必要なんだい?

立て替えるくらいのこと、できないのかい?

いや、できるだろうともさ。


確かに、100万円を立て替えろと言われたら、は?と思います。

50万円でも、思います。

でも。

10万円程度であれば、ある程度年を重ねた社会人であれば、立て替え後の精算でも良いのでは?

と、思ってしまう訳です。

ですが、以前小耳にはさんだ話(他の人が担当した仮払いの業務)だと、


 『立て替えるだけのお金が無いんです。』


とのこと。

その時の金額、確か3万円程度。

嘘でしょ?

と思ってしまう私の金銭感覚が、おかしいのでしょうかねぇ?


社員から会社に3万円の仮払い請求書を提出して、我々は提出された書類に不備が無いかを確認後に指定の口座に3万円の振り込みをして、その後社員から実費精算の書類を受領して、受領した書類の不備の有無を確認後3万円を超過している場合は差額の振り込み、3万円未満の場合は差額の回収。

もちろん、不備がある場合は、不備の訂正依頼連絡。実費精算の書類が提出されない場合は、督促等々・・・・


めんどくないかっ?!

ここにかける人件費、無駄じゃない?!

昨今、振込手数料だって、バカにならないし!


まぁ、いいのですけど。

我々が受注している業務なので、粛々と遂行しますけれども。

相変わらず無駄な事に人件費を掛けているなぁと。

思わずにはいられません。

(結果、J会社のお客様に、その無駄な人件費の尻拭いをさせている事になるのですけどねぇ・・・・)

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