勉強日記

sayu

第1話 地方国立大に落ちる

 これは田舎の平凡な高校に通っていた一人の少年の物語。

 

 地方国立大に落ち、浪人を余儀なくされた……

 家庭は決して裕福ではない。そのため予備校に通うことはできない。そして中学のころからお世話になっている塾にもう一年お世話になることにした。足りない科目はバイトでお金を稼いでスタサプ、Z会にあてる。


 勉強、塾、バイト、模試。

 休みなどない。まぁ休みがあると感じていたからこそ現役時代は落ちたのだろうが。受験生に休みなどあるはずがないのだ。


 そんなことより。

 重大なことが一つある。

 

 ――旧帝大、目指すことになりました。


 え? なんで?

 地方国立大にすら引っかからないのに、一年で日本のトップともいえる旧帝大? 


 と、まぁこんな感じで僕の浪人生活ははじまりました。

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