第十三章 思い出の花
第28話
あたりは、何もない。
ただただ明るい空間が広がる中で、リンカは佇んでいた。
「お疲れ様でした」
どこからともなく、暖かい声が響いた。
「結構、時間がかかったけどね」
リンカは答える。
「これでサヴァスは解放されます。私も、役目を終えることができて一安心です」
「本音を言うと、そっちはついでだったけどね」
「ふふ、知っています。だけど、貴方ならきっと解決してくれると信じていました」
「まあ、そりゃあ…… 最初はサヴァス神解放が本来の目的でもあったし」
「魔霊素、使い切ってしまいましたね」
「仕方ないわ。神を守り子に持つ相手に対して最善の方法を取っただけ。きっと、エンリも許してくれる、と思う」
明るい声の主は、ふふふ、と笑う。
「流石に、生物の根源である魔霊素を差し上げることはできませんが、ささやかながらお礼をしたいと思います」
「お礼? 何かしら」
「あなたが、心の底から会いたいと思う人ゆかりの場所へ行ってみて下さい」
リンカは、目を見開く。
「ちょっとした奇跡くらい、あってもいいと思いませんか?」
* * *
唐突に、リンカは目を覚ました。
しかし体が脳の覚醒に追いつかず、首から下はほとんど動かない。
「あ、お目ざめになりましたか? とは言え、まだ起きられないと思いますけど」
リンカは声のした方を視線だけ送って確認した。
クリエラが、読んでいた本を置いて部屋から出るところだった。
「皆さんを呼んできます。おとなしく寝ていてください」
とたとたとクリエラは部屋から出ていく。
「……夢?」
リンカは、顔に手をやる。
いつもなら、寝ていてもつけたままだった仮面が、今は無い。
首だけ動かすと、少し遠いところに姿見がある。
そこに映る自分を見ると、まだ右頬に、〝シルシ〟があるのが分かった。
「……生き延びた、のかしら」
複数人が扉の前に来る足音がした後、シェンクとドーミネンが入ってきた。
「気が付いたみたいだねェ。具合はどうだェ?」
ドーミネンが優しい口調で話しながら、リンカのそばに座る。
「あれだけの隠し玉持ちなら、そりゃあ一人で行きたくもなるのは分かる。だ・け・ど! だ。目の前で死なれるのは寝覚めが悪くなる。特攻するなら、もう少し考えるんだな」
シェンクは、これでもかと言わんばかりの悪態をつく。が、ドーミネンはそんなシェンクを見てくすくすと笑う。
「あの子、一番わたわたしてたェ。やれ『リンカは大丈夫か』、『何があっても助ける』とか。ここにお前を背負ってェ連れてきたのも、シェンクだからねェ」
「ド、ドーミネン姉さま! それは……!」
珍しくシェンクが動揺している。さすがのリンカも、ドーミネンの笑顔につられて笑う。「…… ありがとう、二人とも」
「体はまだ消耗してるけど、大方は問題ないみたいね」
「ねえ、シェンク」
「どうした?」
「ナップ村…… 行きたいんだけど」
「馬鹿言え。そもそも、お前の残りの魔霊素から考えて……」
「お願い」
少しの間、静寂が部屋を包む。
ドーミネンも、シェンクも、もちろんリンカ自身も知っている。
五十年前、王をあの祭壇に封じるときにリンカは膨大な魔霊素を魔法の触媒に使った。
魔女にとって、魔霊素は寿命そのもの。
「会いたい人が、いるの」
「会えない。絶対に。それは分かるだろ?」
シェンクは否定する。
「今は、分からない」
「今はダメだ。それ以上無茶すれば、残ってる魔霊素に関係なく死ぬぞ」
「じゃあ、明日」
「明日もダメだ」
「なら、今行く」
リンカは、無理に体を起こそうとする。が、上半身を起こした時点でバランスを崩してベッドから落ちそうになるところを、ドーミネンに支えられ、再びベッドへ寝かされた。
「ほらみろ。……頼むから、もう少し、寝てろ」
それだけ言うと、シェンクは部屋から出ていった。
「どうして、ナップ村に行きたいんだェ?」
布団をかけなおしながら、ドーミネンは聞いてきた。
「約束、したんです。会おう、って」
「誰と?」
「……エンリと」
それだけ言うと、リンカは再び深い眠りに落ちていった。
* * *
ナップ村。
カレンヴァーザ大陸の北部にあるミカレ山脈の中腹にある小さな村。
ただ、現在は廃村となっている。
過疎化が進み、村としての機能を成さなくなったことが大きな原因ではあるが、そもそもこの村の一番の収入源は『魔女の輩出』であった。
人間が魔女になるには、神に守り子を賜る必要があるが、それができる場所は限られており、またいつでもできるというわけではない。
ナップ村はそんな中で、一定期間の間隔はあるものの、守り子を賜れる祭壇を持つ、数少ない村であった。
廃村になったのは王魔戦争が始まるよりももっと前。この村出身の魔女が村を離れた際に、若者がいなくなってしまったからだ。残された記録と照らし合わせると八十年以上昔の話のようである。
よって、今リンカたちの目の前には、かつて人が住んでいた跡、道も家も畑も、何もかもが過去の遺物となって、彼女たちの目の前に広がっていた。
「……懐かしい、とはちょっと違うかな。時間が経ったな、くらいの気持ち」
リンカは、バレイが繰る馬車からナップ村を眺める。
「この辺は、山の雪解け水が流れてくるようになっていて、今の時期だとそろそろ水が湧いていてもおかしくないはず」
しかし、走る馬車の脇から見える溝には深々と草が生い茂るだけで、水の流れる音は全くしない。
「……雪解け水、か」
シェンクは、バレイの横で空を見上げる。
結局、リンカがシェンクらが住むオルゼンから出られるようになるまで、かなりの日数を必要とした。
太陽はもう低く照らすことはなく、すっかり雪は消え、花は蕾をつけ始めていた。
「リンカ殿は、ここで生まれたのか?」
ログレスは、リンカの見た目と村の廃れ様とがあまりにかけ離れているので、いささか信じていないようだ。
「ええ。私が魔女になって、村を出た後で…… 村はなくなったって聞いた」
リンカの案内で、彼女がかつて住んでいたという家の前で馬車は止まる。パルティナの手を借りて馬車から降り、リンカはかつての生家に思いをはせる。
「私の両親は、私が魔女になったときに私を国に売って、そのお金でこの村を出たらしいの。その時から、この家には誰も住んでいない」
その平屋の小さな家は、確かに他の家よりも痛みが激しい。どの家もまだ原型を保っている建物がほとんどであるのに、リンカの生家だけはもう半分以上が風化している。
「『お前が授かった守り子は、相場の半分にもいかなかった』っていうのが、母が言った最後の言葉。……この村では、女の子は魔女にさせて、国へ奉仕という名目で売りに出すのが主な稼ぎだったから、そのことには何の恨みも、疑問もない」
足元の、腐り切った木片を一瞥し、リンカは再び馬車に乗る。
「この先に山道があって、その先にちょっとした丘があるの。そこへ向かって」
バレイは、さらにリンカの案内で山へと向かった。
山道は、今となっては草が生い茂り、所々で崖になっていたりと、とても馬車が進めるような道ではなくなっていた。それでも、リンカは懐かしそうにその道を眺めていた。
「小さい時は、よくこの辺で遊んだわ。いつも友達と一緒だったけど、その友達がいなくなってからは一人で遊んだりもしたものよ」
「その友達とは、……エンリか」
コリットが、恐る恐る質問する。リンカは、静かに頷いた。
「女の子の友達は、ほとんど魔女になって国に売られて行ったから、残った同年代の女の子はほとんどいなかった。いても、その子は守り子を授かれなかったから、ほとんど家から出られなくされて、結局めったに会えなくなるの」
山奥の小さな村ならでわの風習というものか、とログレスは思った。
ほどなくして、馬車は止まる。
リンカは馬車から降りると、首元を暖かい風が撫ぜていった。
木と木の間から吹いたそれは、冬が既に終わったんだと感じさせるのに十分だった。
雲一つなく、どこまでも突き抜ける青々とした空から、徐々にハーバン大陸へと傾き始める太陽がリンカたちを照らしている。
リンカは一歩、一歩と丘の方へ歩く。
さくさくと草を踏みしめ進むと、木で作られた小さな墓標の前にたどり着く。
〝エンリ・ファーブス ここに眠る〟
自分に、生きることへの使命があるわけではない。しかし、今このときを生かされていることに、運命を感じずにはいられない。少なくとも今このときは自身の運命を信じて、かつての親友が眠る墓標へ向かい、刻まれた名前を再度、眺める。
「これは…… エンリ殿の、墓?」
ログレスは、墓標に書かれた名前を読み、リンカの顔を覗き込む。
「ええ。私が、ここに埋葬したの。魔女として死んだ後も、村を守ってもらうために」
リンカは膝をつき、墓標に魔女の挨拶を行う。
「エンリ、ただいま」
リンカの目には、うっすらと涙がたたえられていた。
「本当は、ここで会うはずだったけど、ちょっと予定が変わっちゃった。でも、……いいよね」
頬を、シルシを伝い、涙が地面を濡らす。
「な、なんだ?」
急にログレスが声をあげる。
「これは……!」
クリエラも周囲の異変に気が付き、身構える。
その様子に、リンカも立ち上がって周りを見る。その光景に、思わず笑みがこぼれる。
「……綺麗ね」
花弁から美しく青い光が漏れ輝く花が、丘いっぱいに広がっていた。
レピックだ。
リンカが、親友が寂しくないようにと、彼女を埋葬するときに一緒に植えた花が、丘全体に広がっていたのだろう。直に日が暮れるからか、妙にその光が明るく感じた。
太陽が沈んでいくにしたがって、その光はどんどん多く、明るくなる。
「この花が光るのは、そこに魔素が多く含まれているから、と言われておる。虫が好む光を放つために魔素を貯めるようになったという。生きる知恵、と言ったところか」
レピックは、そもそも一晩しか花が開かない。そのため、その光は夜が深くなるにつれて強く光るようになる。受粉が終われば光は消えて、蜜もなくなり、種を作るために花弁は散ってしまう。
だが、その光は夜を待たず、花から飛び出し、空へと舞い上がった。しかも一つだけではなく、無数の光が空へと舞い上がり、一つの塊となって周囲を照らし始めた。
「こ、これは何が起こっておるのだ!」
ログレスは輝く光の塊を見ようと、目を細めながら空へ昇る光の柱に視線を向ける。
しかし、その輝きはとても直視できるものではなく、微かな瞬きを確認できるくらいだった。
しばらくの間目を閉じていると、強い風が周囲に吹き始めた。
耳元を激しく横殴りで吹く風に、全員が腰を落として耐えていると、先ほどまでの光が急速に薄くなっていくのを、閉じた瞼の上から感じた。
光が勢いを失うのとほぼ同時位に、強い風が止んでいく。
一行は、光と風が収まったあたりでようやく周りを再確認できるようになった。
レピックはもう輝くのをやめ、丘は先ほどと同じ静寂に包まれた。
違う所と言えば、太陽はもうほとんど体を隠し、月の光が強くなりつつあった。
そして、
「……リンカ殿は?」
魔女が一人、その場から消えていた。
* * *
リンカの体に衝撃が走る。
「痛っ!」
驚いたリンカは、目を見開いて周囲を見渡した。
まず目に飛び込んできたのは、木の板。体幹からして体の下にある。つまり、床のようだ。顔を上げると、衝撃の理由を理解した。ベッドから落ちたようだ。
リンカは、打った肩をさすりながら部屋を出る。
「遅い! なにやってんだ! もうあんたの分の朝ごはんはないよ!」
母の怒号。
いつもの事だ。もとからリンカの朝食は準備されていない。
リンカは仕方なく家から出る。
「……あれ?」
外は既に太陽が昇り、畑には人が働き、川には水が流れ、いつもの村の日常があった。
リンカは、この村の姿を知っている。
はっとなって自分の姿を再確認する。首から下の格好は、かつて自分が子供だった頃の灰色のチュニックに紺色の腰巻を着ている。さっきは何も流れていなかった川へ向かい、自分の顔を水面に映して確認した。そこには、まだ小さかった頃の自分の顔があった。
「これは…… どういうこと?」
置かれた状況が読めないまま、その場から離れて歩き始めた。
周りの家からは日々の営みを感じとれ、実際に人が家にいるのも見えたりもした。
木材を加工する甲高い金属音も響きわたり、小さいながらも村として機能していることも分かる。
リンカはもう少し歩くと、村長の家だった場所の近くに、豪奢な馬車が止まっているのが目に入った。
「……! あれは、オルトゥーラの!」
そこでリンカはあることを思い出した。
振り返り、全力で走り出す。
その途中で、リンカは衝撃の現象を目にした。
今までいた村の人たちが、誰一人いなくなっていたのだ。
それでも、むしろ逆に確信を得たリンカは、猛烈な勢いで走り続けた。村を抜け、山を登り、林を抜け。
……あの丘へ、たどり着いた。
「遅かったんじゃない?」
そこには、リンカよりも少し背の高い少女が、草むらに座り込んで花冠を作っていた。
「見て。隅っこの方で小さく咲いてた可愛い花。リンカみたいでしょ?」
小さなシロライマの花の冠の中に、ひっそりと結わえられた花をさして、少女は笑っていた。
それは、なぜか枯れずに咲き続けていたのであろう、レピックの花が添えられていた。
「……エンリ」
リンカは、思わず少女の名前を呼んだ。
「なに?」
名前を呼ばれた少女は、屈託のない笑顔で返事をする。
「エンリ!」
リンカは、弾かれたように走り出し、少女の胸に飛び込んだ。
「ああぁぁぁ、エンリ、エンリ!」
エンリは、リンカの頭を優しく撫でる。
その温もりは、リンカを今までの緊張から解放した。
気が付けば、リンカは元々の姿に戻っていた。
ひとしきり泣いた後で、リンカはエンリの隣に座りなおした。
「いつからここに?」
「リンカが唱えた黄泉送りの魔法が発動してから、かな」
「もっと、早く会いたかった」
「ずっとそばにはいたじゃない」
「文通まがいのやり取りは、まどろっこしくて」
「私は、結構好きだったけど」
「それよりも、直接顔を見ながら、話がしたいの」
「だからあの手紙、出したんでしょう?」
エンリは、どこからともなく一冊の筆記帳を取り出す。
表紙をめくり、一番最初に書かれた文字を、懐かしそうに読み上げた。
「エンリへ。私は、貴方に会いたい。会って、昔のように話をして、遊んで、そして…… ちゃんと、お別れを言いたい」
リンカはページをめくり、その先を読み上げる。
「リンカへ。守り子である私は、貴方と生死を共にする存在。気持ちは嬉しいし、同じ思い。だけど、それだけは無理。私たちが魔女という存在である以上」
エンリとリンカは、一緒に筆記帳を閉じる。
「始まりは一年前。私が色々と研究をしていく中で見つけた方法を試すため、他の魔女から魔霊素をもらう旅行を計画した時だった」
リンカは、自然とエンリの手を強く握る。
「随分、寄り道した。たくさんの友人の約束を蹴ったり、大切な人を失ったり、自分の願いを叶えたり…… まさか、
強く握った手から、感覚が無くなる。
それに気が付きつつも、リンカは続けた。
「エンリが暴走して表に出てきた時は、どうなることかと思った。けど、エンリは暴走したことを隠して、戦争の後始末を続けてくれた」
「完全に偶然の産物よ。他の魔女の守り子は神界域にある魂の集合体だから、本能に任せた破壊衝動が表層化するだけ。私は心のぶれが少ない分、魂も一人分だから弱かったけど」
「だから、あの時分かった。私の中には、まだちゃんとエンリがいて、エンリに守ってもらっていたんだ、って」
リンカの目から、涙があふれる。
「自分の命が尽きる前に、ちゃんと、お礼を、お別れを言わなきゃ、って」
リンカは、エンリの顔を覗き込む。
その顔は既にいくらか透けて見え、今にも消えてしまうようにも見えた。
「エンリ!」
リンカは、大きく息を吸い、心を落ち着かせて、目の前の親友に最後の言葉をかける。
「今まで、ありがとう…… そして」
――さようなら。
* * *
日が沈んでから随分経った。
消えたリンカを探してあちこち山を周ったが、結局見つからなかった。
「特に魔法的な干渉は見つからなかったから、どこかへ飛ばされたとも考えにくい、が、物理的な移動だったとしてこれだけ探して見つからないなら、俺が感知できない力で転送魔法が働いたと考えるべきか」
界域干渉に精通したシェンクも、今回ばかりは自分の感覚が信用できないようだ。
「状況から考えて、やはりあの光の中へ吸い込まれたのかもしれんのう」
「精霊たちの干渉もなかった。なら、もしかしたらサヴァス神の……?」
「それはありません。あるじ様の魔法は解れることなく全うしました。例え対象が世界全体でも滞りなく封印されていたでしょう」
パルティナが、自身の主の魔法がいかに成功したかを強く強調した。どうも、彼女は主が倒れてからはよく喋るようになった。
「だとしても、魔法でも理道でも精霊術でもないなら…… クシュン!」
クリエラが、唐突にくしゃみを放つ。日が長くなったとはいえ、まだ春先入って間もない。日が落ちて気温が急激に下がってきているのだろう。
「クリエラ、先に馬車で休んでおれ。我はもう少し……」
探してくる、と言いながら振り向こうとしたログレスは、丘からさっきと同じような光が灯ったのを目にした。
「あれは、まさか!」
表情と声でそれを悟った魔女たちは、一斉に光の方へ駆けだした。
一番最初にたどり着いたのはログレスで、まぶしい光の下へ駆け寄り、網膜に光が焼き付くのもかまわず見開いた目を光の方へ向ける。
一瞬だけ光が何かに遮られるのを感じた後、そこからリンカの体が降りてきた。
「リンカ殿!」
よく見ると、そのリンカを誰かが抱えているのが見えた。ログレスは、直感でそれが誰なのかを理解した。
「エンリ殿、ご一緒だったか!」
既にほとんど見えないはずなのに、自分と分かってもらえたことが嬉しいのか、その誰かは、ログレスに優しく微笑んだ。
「……リンカ殿を、救ってくれて感謝する。この一年も、我と共に過ごしてくれたこと、……信じてくれたことを、光栄に思う」
光が、弱まる。
同時に、リンカがログレスの手に委ねられる。
その体は、軽かった。
しかし、ログレスはその体に、覚悟していた異変がないことに気が付いた。
「……リンカ殿?」
口元に、耳を傾ける。
微かだが、まだ彼女は息をしていた。
「リンカ殿……! 生きて……」
光はさらに弱まり、エンリは弱まる光の中に吸い込まれていった。
完全に消えてしまうその時、その場にいた全員はエンリの声を聞いた。
『またね』
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