プロット.Ver2.07

■HERO IN THE HeLaw!

 長物守


■概要

 近未来、パンデミックによる遺伝子変異体……「超人」と呼ばれる人種が生まれ時代に、ヒーローとロボットが大暴れするSFラブコメです。

 ヒーローとヴィランという非日常が、日常化した西暦2045年。

 ただの一般人の少年が、最強のヒーローロボに恋をした。

 その無敵の美少女型ロボは、実は……「中の人」が存在したのだ!?

 無能力でも一般人でも、ヒーローになれる存在、それがロボットなのだッ!


■設定

・世界観

 コロナ禍を乗り越えた西暦2045年が舞台。世界的なパンデミックは、百万人に一人という遺伝子変異体……特殊能力と頑強な肉体を持つ「超人」を生み出していた。超人はヒーローとヴィランに分かれ、今もあちこちで活躍している。

 しかし、ヒーローは超人条約により、自然災害や事故、ヴィランの事件にしか介入できない。そんな世界で、一般人の主人公はロボットに乗って本当のヒーローを目指す!


・超人(ヒーロー&ヴィラン)

 ウィルスによる遺伝子変異で生まれた、新たな人類。それぞれが一つ、特殊な能力を持っている。また、常人より高い身体能力を誇る。超人は国際超人機構に登録し、超人条約に制限されながら生きている。それを拒否し犯罪に走る者をヴィランと呼んでいる。

 また、合法超人は全員、首に超人を現すケイジング・チョーカーをつけている。


・ローダボット

 通称「ローダー」と呼ばれる、全高10m前後の人型ロボット。法的には「二脚車両」という扱いで、ナンバーもあれば運転免許も必要。元々はコロナ禍の人手不足を補うために生まれたパワーアシストスーツ(完全密閉型の感染対策済み)から進化した乗り物である。メーカーや用途によって、様々なタイプがある。

 既存のコンテンツで一番近いのは「機動警察パトレイバー」という感じ。


■キャラクター

・飛鳥狼流(アスカロウル)

 ローダボットが大好きな一般人の高校二年生。ヒーローについても詳しく、ナンバーワンヒーローである女性型ロボ、メイデンハートの大ファンである。しかし、世間的には自律型のヒーローロボだと思われているメイデンハートに「中の人」、それも美少女が入っていると知ってしまう。学園ではローダボット研究同好会に所属。


・柊真心(ヒイラギマコロ)

 ロボットヒーロー、メイデンハートの中の人。実は一般人なのだが、ヒーローだった父の言いなりでヒーローをやっている。偶然正体を狼流に見られてしまい、それが縁となって彼に接近してゆく。自我が希薄だが感情や情緒はある、しかし表現が苦手。狼流を通して、ヒーローとはなにかを探し求めるようになる。


・アイネ・ガーシュタイン

 主人公を「少年」と呼ぶ先輩の少女で、高校三年生。いつも真っ赤なマフラーをしていて、口元(というか首元)を隠している。実は超人で、ケイジング・チョーカーで能力を封印して一般人として暮らしている。飄々としてて、主人公を試すように、おちょくるように接してくる。メガネ美人で天才肌のローダボット研究同好会会長。


・張蘭緋(チャンランフェイ)

 主人公を「先輩」と呼ぶ高校一年生の少女。ロボット部の部員なのだが、ちょくちょくローダボット研究同好会を手伝いに来ている。ロボットの手(マニュピレーター)フェチ。ワンコ系後輩キャラで、主人公のことを慕っている。ロボット部は大きな部で、全国大会で何度も優勝してる。


・飛鳥麗流(アスカレイル)

 主人公の姉で、オラオラ系のエリート消防士。しかし、見た目はロリロリしく、作中で唯一狼流より小さい女性として登場する。気風がよくて度胸満点、母親不在(父親は元からいない)の飛鳥家でずっと狼流の面倒を見てきた。そのせいか、狼流にやや過保護である。荒くれ系ヤンデレヒロイン。


・柊鉄之心(ヒイラギテツノシン)

 かつてヒーローだったが、条約違反(人助け)を犯し追放されている。ほぼ闇落ちしてて、ヴィランにしか対応しないヒーローと条約に復讐を画策。自分の一人娘を「条約だけを守る完璧なヒーロー」として、メイデンハートに仕立て上げた。本当は自律型のヒーローロボを作っていたが、どうしても技術的に無理だった。ロボットには人の心が乗ってこそ! という狼流と対立するラスボス。


・ヒーローたち

 誰もが認めるナンバーツー、ウルティマイト(ウルトラマン的なやつ)、巨漢のぽっちゃり系ヒーロー、ドスコイダー、ゲル状美少女ヒーローのリリィ・スライム、ルチャ・リブレの申し子マスク・ド・ジャガー等、様々なヒーローが存在する。

 ヒーローは(そしてヴィランは)遺伝子変異体、いわゆる超人である。しかし、超人が作ったロボットとして認識されてるメイデンハートは、ナンバーワンヒーローだがややアンチも多い。真のナンバーワンはウルィマイトだと見るファンも多数いる。


■あらすじ

 狼流は登校途中、ヒーローとヴィランの空中線に遭遇する。複数のヒーローが活躍していたが、一番目立っていたのは狼流のイチオシヒーロー、メイデンハートだった。しかし、逃げるヴィランを他のヒーローが追う中、何故かメイデンハートはビルの影へと降りて消える。それを一人追った狼流は、意外なものを見てしまった!

 そこには、メイデンハートが割れて開き、そこから出て捨て犬に近付く裸の少女がいたのだった。


 メイデンハートは自律型のヒーローロボ、現代の科学技術を超越した存在だと思われていた。だが、実際には「中に女の子が入ったパワードスーツ」だったのだ。世界で唯一、その真実を知ってしまい混乱する狼流。それでも、放課後のローダボット研究同好会でアイネ&蘭緋とせっせと機体を整備する。

 因みに例の捨て犬は、結局狼流が拾ってきてロダ研で飼うことになった。

 実はこれから、自動車部とドラッグレースで勝負する予定である。

 そんな時、突然狼流たちの前に例の「中の人」な少女が現れた。彼女はどこか儚げで、感情や情緒を感じさせない……まるで一昔前のアンドロイドだ。だが、そんな彼女に狼流は、犬が無事なこと、ちゃんと飼うことを伝える。そして、自動車部とのドラッグレースを見ていくように誘うのだった。

 自動車部が復活させた大昔のガソリン車vs狼流が乗る二足走行のローダー、スピード勝負。僅差で敗北を喫するが、少女には楽しんでもらえたようだ。だが、柊真心と名乗った彼女は、ヴィランを察知するや戦いに赴こうとする。空から飛来するメイデンハートのスーツ、しかしこのままでは正体が……そこで狼流は、ローダーの両手で真心を持って移動し、手の中に隠して装着してもらうのだった。

 結局、街でのヴィラン騒動に狼流もローダーで駆けつけ、解決に一役買う。

 だが、危ない真似をしてしまって、停学処分になってしまうのだった。


 ここまで整理終わり、後半をがらっと変える予定。

 あとは、今まで執筆した分の原稿も見直ししたいなっと。

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