明治という時代を自分の力で颯爽と駆け抜ける少女の物語

私がこの作品に惹かれたのは優れた人物描写による表現力です。

主人公の万智子は女学生であり、同時に本屋の看板娘として働いています。
この万智子と言う少女の描写がとても丁寧で巧みに表現されています。

私は「頑張る女の子」は大好きなので(^^♪

万智子本人は子供の頃から慕っている人との結婚を夢見ていますが、
本人が「完璧主義者」と言っているように学業も仕事も家事もこなしています。
そんな頑張っている万智子を私はとても愛しく可愛く思っています。

物語の途中から年下の男の子が同居する事になりますが、
私はこの子も大好きです(^.^)
ちゃんとした自分の意志を持ち、それでいて良識もわきまえています。
万智子とこの子のやりとりも、とても絶妙に描かれています。

と、私が解説するよりも本作を読んで頂いた方が良いですね。
少しでも興味を持たれた方は是非お読み下さい(*^^)v