第7話 校外学習がやってきた

今日は5月30日。

天気も快晴でお出かけ日和の日となった。

今は千葉県富津市にあるマザー牧場に来ている。

そして今は、牧場散策の途中だ。

自由行動なので、1人でも良いのだ。


「次どこ行こうかな…」


どこに行こうか決めていなくて、迷っている私。

今は馬を見ていたのだけれど、見ていただけで私は終わった。


「おーい」


誰かを呼んでいる声がしたが、自分じゃないと思ったから

振り向くことはしない。


「佐倉さん」


私を呼ぶ声がしたので振り返る。


「やっと、振り向いたか。

次は何を見るの?」


そう声をかけてきたのは鈴木先生だ。


あの日から仲良くなり始めて、お話するくらい仲がいい。


「うーん…。

迷っているんですよねえ…」


私は困ったような声を出して答える。


「じゃあ、ハムスター触りに行こうぜ。

俺も1人だから一緒に行かない?」


「はい!」


そして2人でハムスターが居る所まで行った。


ハムスターは、すごくモフモフしてて気持ちよかったし可愛かった。

もちろん誘ってくれた当の本人も、顔が緩んで笑顔になっている。


「ハムスター可愛い…」


「ですよね…」


静かな声でそう言う。

私自身、動物は大好きなわけじゃないんだけど

どうしてもハムスターには目が無い。


「集合時間まであと10分…」


「急がなくちゃじゃないですか!」


「ヤバっ!」


そして急いで集合場所に向かった。

怒られはしなかった。

だって間に合ったんだもん。


その後はバター作りをして、皆で昼食を食べてマザー牧場を後にした。

そして学校について解散した。


今日はほんとに楽しかった。


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