3.ある日の冒険者

ナング : では、どういう状況かな?


GM : はい。皆さんは冒険者ギルドの依頼で、とある村の近くに危険な獣が住み着いたようなので退治して欲しいという依頼を受けました


クリスティーネ : おや?


GM : しかし、調査をしてみると、そこには村を占拠して餌場にすることを狙っていたアンデッドが住み着いていたことが判明します


ナング : うん?


GM : というわけで、目の前にそのアンデッドがいるので、戦闘です(笑)


ジェニー : 開幕戦闘


GM : なお、シナリオにはこんなもの一行も(以下略)


ナング : 「魔神や蛮族ではないとはいえ、これを見過ごすわけにはいかないな。ライエブラッドが長子、ナング! 君達を土に還すものだ!」名乗りを上げて棍を構えましょう


ジェニー : 「恨みはないけど、もう一度死んでもらうわ」


クリスティーネ : 「これぐらいの数でしたら、何とかなりそうですわね。」


フラッド(GM) : 「これ以上暴れさせてやるわけにはいかんな」


GM : 今回は基本戦闘で行います。セージ+知力ボーナスで魔物知識判定どうぞ。強そうなやつ1体と、似たような感じですが2種類がいます。強いのが1体が後ろにいて、弱そうなのが3体が前に出ました


 魔物知識はクリスティーネが見事に看破! そこにいたのはモンストロアで追加されたアンデッド、グールメイジとグールでした。腐敗した肉を喰らうアンデッドです。「○麻痺毒」を使う厄介な相手で、グールメイジは魔法も使います。この事件はグールメイジが他のグールを扇動していたのです!

 そして、先制判定は失敗。ジェニー頼みなのがしんどい所。

 ですが、冒険者たちは慌てず、戦線を築きます。


ナング : 「なに、どのみち俺達は過半数が前衛。先手位くれてやって良い」


フラッド(GM) : 「済まんが任せたぞ。悪いが儂は、アンデッドと殴り合える自信の無いジジイだ」


GM : 皆さんはNPCであるフラッド以外、前線に出る形ですね。では、参りましょうか


グールメイジ(GM) : 「うぉぉぉまえら! 新鮮な肉だ! やっちまえぇぇぇぇ!」


ナング : メイジなのに知性がないねぇ(笑)


GM : 知性があるだけなんで(笑)。みんなに達成値11と言って殴りかかる


ナング : まだ≪全力攻撃≫してないから回避は5ある。(ころころ)お、その程度なら回避だ


ジェニー : 余裕でひらり


GM : で、メイジだが意外とMPないのよね


ナング : やはり知性が低いのか……


GM : よけた猪口才なジェニーに【エネルギー・ボルト】


ジェニー : 知力はあるけど親近感を感じる


GM : 達成値14に抵抗するが良い


ジェニー : (ころころ)抵抗!


GM : (ころころ)半減して7点ダメージだね


ジェニー : 「グゥ……」


GM : 皆さんの手番です


ナング : 「さぁ反撃の時間だ、誰に戦いを挑んだか知らしめてやろう!」


ナング : (ころころのころころ)≪全力攻撃≫で19点だ!


GM : ぐへえ、防護点ないのでかなり来た


ジェニー : よし、次はわたしだ。事前準備の許可もらったので獣化しているね。≪魔力撃≫ナシでキック2連撃行く。(ころころころころ)どちらも命中。ダメージが14点と(ころころ)グワー、ファンブル!


GM : それは残念でした


ジェニー : 幸先悪いな、この子


GM : そんな日もあるさ。50点どうぞ


 この時点ではこう思っていたのよね。それがあんなことになるなんて……。


クリスティーネ : では、≪マルチアクション≫を使用。自分にカウンターマジックをかけて、ナングが殴った方に攻撃しますわ(ころころころころころ)


ジェニー : 派手に回っている


GM : おおっと、炸裂


クリスティーネ : 「隙あり。頂きますわよ!」クリティカルして21点です


ナング : 「やるじゃあないか、教授」


GM : じゃ、フラッドはこのターンは【キュア・ウーンズ】をジェニーに。では、再びグール軍団です


ナング : さぁグールども、ここに隙を晒している男がいるぞ!(キリッ)


GM : その意気や良し。ナングを攻撃だ


ナング : (ころころ)よけた(笑)


GM : 隙だらけと違ったんか(笑)。じゃ、今度はグールメイジ。ならば、ナングに向かって【エネルギー・ボルト】行きます


ナング :  精神は低いのじゃ(ころころ)


グールメイジ(GM) : 「隙ありだぁぁぁぁぁぁぁ!」


クリスティーネ : ナングが6ゾロ振ってますわね


ナング : 「スキなしッ!!」


ジェニー : これが長男の力か


クリスティーネ : 長男だから耐えられたんですね(笑)


GM : じゃ、PCの手番だけどフラッドから支援飛ばすね。≪魔法拡大/数≫からの【セイクリッド・ウェポン】


フラッド(GM) : 「ナングならあの程度の魔法でどうこうはないわい。一気に行くぞ! フルシルよ、彼らの武器に加護を!」


ナング : 「来た来た! さぁフルシルの力を借りて、今全力の……!」


GM : グワー! また倒されていく


ジェニー : 残ったヤツにダブルキック。(ころころころころころ)2回目のダメージ決定で、6ゾロが2回……


GM : オーバーキルじゃわい(笑)


ジェニー : 「オォォォォォン!」


 ことここに至ってはもうどうしようもありません。残したMPでグールメイジは【ライトニング】を撃つも、狙ったクリスティーネ以外にはきれいに外れ(涙)。

 後はクリスティーネの≪魔力撃≫で貫かれ、ナングの≪全力攻撃≫で破壊されます。


ナング : 「レディ・ファースト……の後詰は紳士の仕事ってね」


GM : というわけで、村人たちに完了を告げると、脅威にさらされていた村人たちは皆さんに感謝の言葉を送ります


ナング : 「もうすべて土に還りました。安心してください」


GM : この面子だと、ナングが積極して表に出るけど、女子2人は興味なしって感じかしら?


クリスティーネ : 多分遺跡(研究)以外はそれなりレベルかなぁ……


GM : グールが潜んでいた遺跡を見ることに夢中って感じね


ジェニー : クールぶってるようで内心照れ臭い


ナング : 「今後も、危機が有れば冒険者を頼ってください」こっちは営業に必死よ


GM : (笑)


クリスティーネ : 「それと、このあたりに古い遺跡等あれば、そのあたりの情報をですね」


ナング : 「……そして教授はああなったら満足するまでそっとしておくしかないな」戦いが終わったら、フラッドのハーブティーをいただこうかな。怪我に効くんだ


GM : では、そんな感じでこの日のミッションは終了って感じになり、シーンを切ります


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