我が手より迸れ死光線放出(デス・レイ) ─ 我、電子を加速せり ─

斎藤まめ

梗 概

梗 概

「アニメやゲームの世界に本当に行ってみたいと思わないか」

 そんなキャッチフレーズで始った移住型VRMMO『アルカンディア』

 少年コウは参加した初日、ギルドを出て直ぐに少女ユウナと出会う。だが、その直後に、謎の追跡者から命を狙われる。

 まだ来て間もないのにどうして!?

 コウはその危機を、彼専用の技能スキル『デス・レイ』により、その掌からプラズマ化された大出力電波を放出して脱する。

 彼のオリジナルスキルとは電波を操る技術だった。

 その後、戦いを通じて掌から放射する電波をレーダーとして活用、さらに高周波を利用した荷電ナイフを編み出す。それはこの世にある物全てを原子レベルで両断できる、高周波振動ナイフだった。

 二人は力を合わせて謎の追跡者、その集団を退ける。

 その後、アルカンディアの開発者であり運営する企業社長リョータと知り合い、この世界の作りを学ぶ。そしてリョータはアルカンディアの世界をただのコンピュータの中だけでなく、現実の世界にするべく計画している。

 そうなのだ。

 彼、リョータは、これを本物の世界にしようと、移住できる本物の世界にしようと画策していた。

 さらにコウとユウナは現実世界ではとても辛い現実に直面しているようで、コウは親とうまくいかず一人暮らし、そしてユウナも何やら複雑な事情がありそうだった。

 二人は現実では埋め合わせられない辛さや寂しさを、このアルカンディアで癒やしている。

 コウとユウナは街の外へ、初めての外出をする。

 その草原で召喚師マセナと出会い、そこでドールサイズの美少女キャラ白たまちゃんを族の手から救い出し、さらに厄災の怪鳥イレンド・フォーゲルという急降下爆撃をする大型の鳥とレーダーを活用した迎撃戦闘に勝利、同時に地下最強のモンスターであるグレーターデーモンことデーちゃん、そして伝説として有名なメデューサの娘である妖魔シャンブロウとも知り合い仲間となる。

 街に戻ってデーちゃんとマセナ、シャンブロウと知り合ったときの壮絶な戦闘の様子を聞く。


 電波を自在に操る少年と受信する少女が織りなす、モンスターや第二次大戦の戦闘機での空戦、さらにステルス兵器とのレーダー対決、古代の歴史、伝記、アイドル、未来兵器との戦闘といったもろもろを一つの鍋にぶち込んで煮詰め、そのはてに宇宙を創造するまでを描く、SF&バトルファンタジー叙事詩です。

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