応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 伝説の武器の誕生への応援コメント

    (青銅器時代の)武器は一度使っただけでダメになる。ゆえに、固有の伝説の武器は生まれない…なるほど!と思いました。

    戦闘を繰り返した新撰組では、刀は消耗品だったと聞きました。日本刀ですらそうなのですから、青銅器では、次々と武器を変えるのが当たり前だったのでしょうね。
    伝説や神話が、後の時代の常識で改変される課程も、興味深く拝読しました。
    面白かったです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     古代ギリシャ・ローマ時代の槍は現在の我々が知っている長物の武器というよりは、投げて攻撃する投擲武器としての使い方の割合が多かったようです。
     日本でも戦国時代において日本刀は「もっとも使われなかった武器」とされていますが、実際の所ひと振りで槍数本~十数本分もの値段と鉄を要する日本刀をわずか数回の戦闘で消耗するのを避けたかったのが理由だったのかもしれません。
     ちなみに日本刀が「武士の魂」とされるようになるのは江戸時代になって以降で、武家諸法度の影響です。それ以前は「槍働き」や「一番槍」という言葉があるように、槍の方がずっと重視されていました。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 恐怖の時間停止への応援コメント

    自分が考える時空魔法では、前提として対象者が周囲の環境から解離することが必須条件だ。
    これを可能にするには、相変位を使うのが有効だと思う。
    現実世界と位相が違えば、大体の影響は無視できる。
    ただし、時間の流れは自由に出来るがただそれだけで、位相を戻さないと現実には干渉できないけれどね。
    時間のスキップ、見てくれは瞬間移動は可能だが、時間停止中にアレコレは出来ない。
    時間を巻き戻すのも無理。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     メタ的な話になりますが時空系の魔法や能力というのは最強になりすぎるので色々と制約を設けるのは物語を作るうえでは必要だったりします。
     「ジョジョの奇妙な冒険」でも強すぎるスタンドを持つキャラは物語を作りにくくなるので早々に退場させられる運命にあったりしますね。「重ちー」も「ハーベスト」が便利すぎるからという理由で意図的に早期退場させたとか聞いてます。

     これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 治癒魔法とバージニティーへの応援コメント


    自分が考える治癒法は、人体に備わっている治癒能力を強化するもので、良くて直前までの状態まで回復するものと認識してる。
    だから古傷は再生しないし、部位欠損も治らない。
    いや、本当は治る科学的方法も有るんだから、それを認めても良いんだけど、仮にそうだとすると俺には身体中の細胞が無限増殖して肉玉になる未来しか想像出来ないんだよな。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     個人的にもう一つ気になっているのは、そしてもしも治癒魔法がある世界なら是非治癒魔法で治ってほしいのは虫歯ですね。今日、歯医者にいってつくづく魔法が欲しくなりました。
     ああいう、虫歯菌によってジワジワと侵食されていくダメージってどうなんですかね?
     おっしゃる魔法では対応してくれそうにないので残念です。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 人間の鎧の限界への応援コメント

    射速など数字で語られた詳細な内容に、感嘆しました!
    防御力だけでなく、人間への衝撃も、忘れてはならない訳ですね。
    どのエピソードも、密度重厚で、すごいです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     衝撃のこと、運動エネルギーのことはファンタジー作品ではもちろんのこと、SF作品の中ですら忘れられやすい傾向があります。文字通りスーパーロボット系の作品ではほぼほぼ無視されている印象すらあります。

     鎧はその重たさが最大の欠点で、航空機や戦車、艦船などに使われる装甲板とかはなるべく軽いものが選ばれますが、実は装甲板の重さは重ければ重いほど運動エネルギーを吸収しやすく、衝撃を本体に伝えにくいというメリットもあったりします。

     参考になれば幸いです。
     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • ローマ時代の制度など、とても勉強になりました! 情報量が凄い。

    ダンジョン近くの宿屋であっても、生き残る冒険者は、賃貸に移る・・・なるほど!

    なんか、宿屋に泊まるたびに、「◯日以内に生還しない場合、持ち物は・・・」みたいな書類にサインしていたら、ちょっと気が滅入ります。でも物語にリアリティを与えられて良いかもしれませんね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     むしろ宿屋自身が客である冒険者の荷物を盗んで着服するというのもありうるでしょう。
     アジアでも欧州でも海賊は実は他所の国のカタギの農民や漁民であり、何らかの理由で食っていけなくなったから他所の土地を襲うというパターンがかなりみられますし、同じように旅人に宿を提供するとみせかけてそのまま・・・というパターンも多くみられます。後者のパターンは町や村といった人里から離れた一軒家に住んでいる住民がやりやすいようですね。
     そしてそうだからこそ人里から離れて暮らす人々は人里で暮らす人々から差別を受けやすくなったりもします。

     参考にしていただければ幸いです。
     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 冒険者ギルドは難しいへの応援コメント

    とても興味深い一篇でした。
    ギルドと一口に言っても、例えば商人と手工業では、利害が異なっていたのですね。

    王権との対立や、民間軍事会社との例えも考えさせられました。野良冒険者を狩るのって、なんだか新撰組のような・・・最近はワグネルとかも話題になりましたね。

    面白かったです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     我儘を通そうとすれば我儘を押し付けられた側が必ず反発しますからね。キリスト教会だって王侯貴族との間でし烈な権力争いを繰り返しているくらいですから、権力との対立する要素がわずかれもあれば、必ずどこかで摩擦なり衝突なりが引き起こされることになります。

     参考になれば幸いです。
     これからもどうぞよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    貨幣には信用度など、様々な側面で価値を担保する仕組みを規定するのが難しいと思っております。

    過去の日本でも、中国の貨幣を長く流通させていて自国の通貨を鋳造出来なかった歴史も有りますしね。

    私が推すのは「魔石」という、仮想通貨のマイニングを想起させる仕組みの導入です。物語では当然のようにエネルギー資源としての活用出来る「魔石」は、ジプシーの私有財産として活用された宝石のように、高価値の資産として優れた携帯性を示し、経済中心地と辺境の流通を促進する媒体に成りうる気がします。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     本編では触れていませんでしたが貨幣が持つもう一つの特性として、長期間の保存が可能である点が挙げられます。

     昔、サルを対象に行われた動物実験でサルの檻の中にコインを入れると果物が出てくる自動販売機みたいな機械を設置しました。
     最初の内はサルはコインを貰うたびに自販機に投入し、果物を得ていましたが、しばらくするとコインを得ても果物に替えず、コインを貯めるようになりました。
     サルが貨幣経済を理解した最初の現象だといわれています。

     貨幣が貨幣足りうるためには、いつでも商品やサービスと交換できるという信用が必要です。それは商品やサービスがいつでも供給されうる状態にあるということも前提条件として必要ですが、貨幣がいつまでも保存可能で、商品やサービスが必要な時にだけ使えばよいという確信が、使用者になければなりません。
     そのためには、貨幣は短期間で消滅したり経年劣化してしまったりするようではダメなのです。

     昔の紙幣の中には、紙の繊維を丈夫にするためにコンニャクか何かが混ぜ込まれており、そのせいでネズミに食われて直ぐに廃止されたという話があります。
     他の方のお話にもありましたが、塩なんかもそう言う点で問題があります(必需品で希少性もあるが、湿気に弱く、塩自体が消費されてしまう可能性がある)。

     「魔石」がどういうモノかは物語の設定次第でしょうが、貨幣として用いられるのであればそうした長期にわたって貯蓄可能である点も要素として必要になるかもしれません。(一か所にたくさんため込んだら大爆発を起こすとかだと、貨幣の代わりにはなりにくいかも・・・)

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    宇宙で煙はたなびかないへの応援コメント

    無重力と真空の世界で、噴出流体の振る舞いが地上とは異なることはご指摘のとおりと思います。

    古い特撮作品で、水中のミニチュアセットの内部から灰色インクを詰めた水風船を破裂させるように噴出爆発を演出したシーンを見たような気がします。何の作品だったか全く覚えていませんが、監修の科学者のアドバイスだったか、破孔の向きに合わせて重力の方向に寄らないキノコ雲を出していました。

    これはイメージの世界ですから、派手な演出がアリだと飲み込むのも悪くない気がします。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     日本人は大爆発=キノコ雲という印象を持ちがちでアニメや漫画、ゲームその他創作作品の中には爆発と同時にキノコ雲が発生しちゃってたりします。
     実際はあれは重力と大気のある地表でしか発生しませんし、爆発と同時に発生するのではなく爆発が収まった後に発生するものだったりします。

     爆発によって大気が爆心地から周辺に一気に押し出され、爆心地が真空状態になり、爆発によって爆心地を中心に広がり続けていた大気が慣性エネルギーを失って真空になった爆心地へと急激に戻っていきます。
     膨大な粉塵と共に爆心地へ集中した爆風は爆心地で衝突・・・行き場を失って圧力の弱い上空へと吹きあがることになります。
     その結果生じるのがキノコ雲です。

     ですので重力も大気も無い宇宙空間ではキノコ雲は発生のしようがありません。惑星など天体の上であっても大気が無ければ発生しません。

     爆発の表現ではスターウォーズが一番良かったかもしれません。
     あれは爆薬を仕掛けた模型を空中に吊るし、その真下にカメラを設置して撮影して、爆発の破片がどこにも偏ることなく全体に飛び散る様子を再現していました。もちろん大気中での撮影ですので煙の出方までは正確とは言えませんでしたが、SFXで撮影した映像としては最高の出来だったと思います。

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    編集済
  • 人間の鎧の限界への応援コメント

    あまりに厳しく残酷な物理法則の世界に、鎧の進化は前途多難そのものですね。

    過去にこの手の問題を考察したとき、魔法の世界の鎧の効果に「アキレスと亀」に似た効果を持ち込もうと妄想したことが有ります。

    鎧の表面から内部に向けて、空間をねじ曲げるか、時間の進みを遅らせる効果を持たせることが出来れば、運動エネルギーを減衰させて、鎧の復権に繋がるのではないかと思ったものです。

    厚さ3mmの布地でも300mmくらいの換算に出来れば、貫通、打撃、高熱に耐えるローブの魔法使いがイケるんじゃね?
    いやはや若かったのですよ……

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     私は亜空間で覆われているてあらゆる物質はその亜空間の層を突破できないので全ての物理力が遮断される防具なんてものを妄想したことがあります。

     結局のところ、読者をどうやって納得させるか? だと思います。
     特にファンタジーだから「これはこう!」と設定してしまえばそれで済む話でもありますし、それはSFでも同じですよね。現代科学では説明できない技術が使われていると言えば大抵のことは説明できてしまう。ただ、それで読者が納得するか苦笑するかは別でしょう。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 全くご指摘の通りだと思います。
    旅行業の成り立ちや、そもそも領民として土地に縛られる立場を考慮するならば、宿屋はその存在の必然性を提示しなければいけないと思います。

    たとえナーロッパだろうと、その文化圏は半分以上自給自足をはみ出してないと仮定するならば、収容魔法と通信魔法は絶対に必要な条件ですね。

    あとは魔石という基軸通貨を考慮すれば、冒険者と宿屋の両立が可能かもしれません。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     おそらくゲームの都合であるのが普通になってしまった中世の宿屋ですが、現代のなろう系ラノベの中には宿屋が存在しないものもいくつかあります。
     旅する主人公が野宿を繰り返さざるを得なかったり、移り住んだ先の寒村で空いているボロ屋を融通してもらったり・・・そういうのは意外と考えられているなと感心させられたりもしますね。

     宿屋がある作品でも、「これなら宿屋があってもおかしくないか」と思えるような世界だったりもするので、ナーロッパと宿屋の存在が絶対に両立しないというわけではもちろんありません。

     要は、その社会の経済と文化がどうなっているかですからね。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 宇宙艦隊は並ばないへの応援コメント

    宇宙艦隊の機動展開については、本当に作者様の考察のとおりと推察します。

    旋回の遠心力による加速Gについては、慣性系の動作ということで、例えば超高速で移動している銀河系の太陽系の地球の公転と自転の作用を無視して、右を向くのも左を向くのも同じ遠心力が作用する現実を考えると、そこまで厳しいものではない気がしますが、それはともかく角速度を考慮したモーメントの影響が絶対在る気がします。

    アイススケートの旋回が、広げた手を畳むことでスピードを増すような、そんな設計を宇宙戦艦は取り入れるかもしれません。

    銀河英雄伝説のヤンとラインハルトの最後の直接対決は、3次元的な艦隊運用を見事に表現した、素晴らしい戦いであった気がします。

    私は宇宙艦隊の戦いについて、絶対スペースデブリを絡めた悪辣な手段を取ると思っていますので、先回りしてゴミを撒くというツマラナイ発想しか有りませんでした。

    やはり次代の天才に期待します。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     アニメ「アルドノア・ゼロ」でも使っていた戦術ですが、目標の未来位置に向かって予め弾をばら撒いておくというのがありましたね。
     個人的には戦闘後の残骸や流れ弾のスペースデブリ化をどう処理するのかというのも興味があります。ミサイル・魚雷・砲弾・爆弾なんてそのまま浮遊機雷と化してしまうでしょうしね。

     これからもどうぞよろしくお願いします。


  • 編集済

    冒険者ギルドは難しいへの応援コメント

    冒険者ギルド=ギャング論に深く肯定を感じる次第です。

    この話で見逃せない点は、為政者かつ統治者が冒険者ギルドの存在を認めない政治的な背景と共に、暴力装置そのものの冒険者達とのパワーバランスです。

    私が見るに、全てのRPGで「魔王を倒した勇者」とか言われている奴は、一軍に匹敵する暴力を持つタダの暗殺者です。

    こんな連中を制御できるのは、同じ冒険者しかないと思われるのです。
    自身の組織で相互監視し、秩序に反するものを自浄作用で廃する仕組みが必要だったとすれば、権力者がギルドを後押しする背景となるのではないかと。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     手に負えない存在に対して名誉(称号や地位)と自治権を与えて互いに牽制しあわせることで制御しようという試みは歴史上いくつもあります。
     ゲルマン民族に自治権を与えてその兵力を利用しようとした末期の古代ローマ帝国もそうですし、明代中国の対女真族政策も、武士に位階やら称号やら自治権を認めて統治しようとした日本の朝廷もそうですよね。

     ただ、それらを見ても生き残ったのは日本の朝廷ぐらいのもので、基本的に力関係がひっくり返って制御を失い、統治能力を喪失してしまっています。日本の朝廷も支配力は失ってますからね。

     もしかしたらギルドが存在している世界は支配者たちの体制が崩壊していく過程が描かれているのかもしれません。

     これからもどうぞよろしくお願いします。


  • 編集済

    レーザー光線は貫かないへの応援コメント

    光の兵器には夢がありますね。
    論の中でも説明がありましたようにライブなどのステージ上のスモークを貫く低出力レーザー光に、人々は貫通のイメージを持つでしょうし、忘れてはいけない光を刀身とする武器もまた同様の問題を孕んでいます。
    レーザーメスなどの医療現場での実績も、貫通や切断に対する過度な期待を寄せるように想われます。

    今話で提起された問題を、現状の科学は突破できないでしょうから、エセ科学を武器に挑むとするならば、

    コヒーレントな光によるレーザーを想定するのではなく、コヒーレントな物質によるレーザー的な物を持ち出せば良いのです。
    幸いにもド・ブロイ波という物質に対する波の定義もありますし、ボースアインシュタイン凝集というコヒーレントな原子群の実例もあります。

    未来科学でこれを実現して、ぜひ遠慮なく小説に記述できることを願っています。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     返信が遅くなって申し訳ありません。
     通知を見逃してしまい気づけませんでした。

     光の刀身を持つ武器としては本当は光でできているわけじゃないけど発光しているから光で出来ているように見えるだけという設定も出来るかなと思います。

     たとえば物凄いエネルギーを持った剣で表面に接した空気がプラズマ化してしまうので「光の剣」のように見えてしまうとか?

     ただ、それがSFやファンタジーに求められるロマンチシズムに合致するかどうかはまた色々工夫が必要になるかもしれません。プラズマはプラズマで危険なものですしね。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 恐怖の時間停止への応援コメント

    時間停止大好きです。あの手の作品は停止していなければいけない皆様が不随意の反応を示すところに華があると思っていますが、本テーマに沿った感想を示すなら「エリア・パラライズ」を時間停止と言い張る方が楽しい気がします。

    あるいは、対象空間を「透明で強靭な煮こごり」で充填する。

    こんな解釈なら停止させられた方もピンチの感覚を表現出来ますし、術者側は「熱した半田ごて」のように停止空間を溶かしながらすいすい行動できます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     ただ、それだと術の範囲の外側は普通に時間が流れていることになり、その術が届いている範囲と届いていない範囲の境界がどうなっているかとかも考える必要が出てきそうな気はします。

     これからもどうぞよろしくお願いします。


  • 編集済

    治癒魔法とバージニティーへの応援コメント

    まさに第一話に相応しい冒険的なテーマに感服しきりでございます。

    いくつかの治癒魔法が、通常の生理学的な補修・修復を想起させるほかに、工夫としてみられるのが、時間の巻き戻しによる治癒、IPS細胞的な補充、あるいは自身の認識や魂などを設計図とする再構成など、このテーマは本当に面白いです。

    この論を工夫し、丁寧に展開する方が概ね、治癒に着手する時間経過で完全回復に支障が出る設定を好む所もグッドです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     老化が遺伝子の損傷や劣化によっておこるのであれば、それさえも回復してしまう完全回復魔法があれば不老不死を実現できちゃうんじゃないかという話も出てくると思います。
     大魔法使いというと老人というイメージですが、不老不死が高度な魔法によって実現するなら大魔法使い=老人というイメージそのものが成立しなくなるかもしれません。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 収納魔法がとにかく凄いへの応援コメント

    収納系の能力は、作中で持ち物の限界考えなくていいから楽になりますが、仰るように『誰も使える』場合はその性能はチート以外の何者でもないですよね。
    昔の話ですが、ドラえもんの『壁紙ハウス』がホントに欲しいと思ったのを思い出しました(笑)

    私も異世界ファンタジー書いてますが、設定上収納魔法が存在したら誰でも使えてしまうので、設定自体してません。
    どうやっても兵站も通商もおかしくなる。

    使える人間が著しく限られている(例えば主人公だけ)なら、それほど問題はないのでしょうけど。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     現実には様々な制約があり、そのせいで何事も思うようにはいかない。それを様々な努力によって解決していくことが人間の創造性の最たるものであり、そこにドラマが生まれると思います。
     誰もが制約から解放された世界で生じるドラマがどういうものか、果たしてそれは読者が心を遊ばせるに足るものなのかどうかは多少なりとも疑問に思わざるを得ません。
     いわゆるご都合主義というものが「なろう系」と一括りにされて忌避されるのも、そこに理由があるのではないかと思います。

     ゆえに、何らかの制約は常に設けられてしかるべきでしょうし、それが現実に近い物であればあるほど、読者は感情移入しやすくなるのではないかと思うのです。
     もっとも、リアルを追求しすぎてもつまらなくなってしまうのですが、そこはやはりバランスでしょうね。

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    超巨大戦艦は動かせないへの応援コメント

    昔船舶免許を持ってる方に聞いた時になるほど、と思ったのですが、船って基本的に『ブレーキ』という概念自体がないそうで。
    加速・減速だけ。
    だから停止させるという行為も非常に難しいと言ってました。
    小型船でそれですからね……質量の巨大な船舶の運用の難しさはどれほどか。
    ましてあの街が上にある船は……正直動かすだけでどれだけのエネルギーが必要なのか。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     船は基本的に水に沈んでいる部分で水を押しのけることで浮いていますから、大きな船が動けば周囲の水はもっとすごいエネルギーで動くことになります。
     動力源が何であれ、あれだけ大きいと巻き起こす海流だけで周辺環境を大きく破壊することになるでしょう。

     個人的には船体の海中部分に付着するカキなどの海棲生物の除去など、メンテナンスをどうやるのかが非常に興味あります。

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • 伝説の武器の誕生への応援コメント

    ヘラクレスの武器がホントに有名ですよね。
    正直武器より自分の身を鍛えた方が強いのはギリシャ時代あるあるですし。
    あとは自然現象がそのまま武器になってるゼウスの雷霆とかくらいで。

    仮に青銅器時代に現在でも伝わる名刀を持ち込んだら(整備できるの前提として)ほとんど魔法の武器扱いでしょうね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     後世の脚色によっておかしなことになっている現象は武器に限らず色々ありますね。
     武器ではありませんが古代ギリシャ神話の女神ヘーラーを象徴する存在として孔雀が知られていますが、実は孔雀はインドの鳥で古代ギリシャ神話が成立した時代にはまだギリシャ人はその存在すら知らなかったりします。
     孔雀を初めてみたギリシャ人が「何てゴージャスな鳥なんだ!これだけゴージャスな鳥は女神ヘーラーにふさわしい!!」というので、後の時代になってから神話の設定に追加したものだったりします。
     なのでミネルヴァのフクロウは神話にギリシャ神話に登場するのに、孔雀はギリシャ神話のどのエピソードにも登場しないんですよね。

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • 人間の鎧の限界への応援コメント

    鎧の重さはそもそもいわゆる鎖帷子の時点で大概ですからね……。
    十字軍のフリードリヒ一世とか。
    彼は鎧の重さで溺死したという説もありますから。
    極論、銃撃防ぐなら金属板より紙を束ねた方が強いという説も……。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     禁酒法時代には麻布を25枚重ねただけの防弾チョッキが流通し、それが既存の拳銃弾には十分有効だったので、防弾チョッキに対抗するために357マグナム弾が開発されたとかいう話もあります。
     重たい鉄板よりも植物性繊維の方がマシな状況というのは、実は近代まであったんですよね。

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • 冒険者ギルドは難しいへの応援コメント

    コメント初めて失礼します。
    地球の歴史を辿るとそうなりますよね……国際組織なんてものが成立しうるのは、現代と同等の統治機構が存在し始めないと無理でしょうし。
    歴史の前提が違ったりしない限りは。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     あと考えられるとすれば複数の国家で信仰されている宗教の団体が意思と影響力を持ち始めたというようなパターンでしょうかね。
     たとえば古代ギリシャ時代のデルフォイの神殿が神託を操り始めたとか・・・
     いずれにせよ、国を上回る影響力を持つ何かが国の影響の及ばないところで成立し、育たないと無理でしょう。
     そうなる前にいずれかの王侯貴族や都市国家の政体が何らかの対策を講じようと干渉して来るとは思うので、やはり簡単にはいかないと思いますが・・・

     これからもどうぞよろしくお願いします

  • レーザー光線は貫かないへの応援コメント

    そうか、魔法もですよね。これはためになる指摘。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     お役に立てたなら幸いです。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  •  とても分かりやすくまとめられており、参考になりました。

     私もファンタジー小説を書いておりますが、貨幣制度については悩みの種です。
     銅貨、銀貨、金貨、証券を組み合わせて、なんとなく誤魔化しておりましたが、先日、読者の方から、金貨と銀貨の交換レートについて教えてくれと言われて、頭を抱えてしまいました。

     作者といたしましては「私も知らん」とは言えないんですよね。
     ただ、これに整合性を持たせて設定するのは、私には荷が重いのです。

     小麦の価格を設定して、鉄の価格を設定して、人件費、税金、地価、運搬能力も設定。更には銀本位なのか、金本位なのか、その世界の銅の精製能力はいかほどか。設定しなければならない要件が多すぎです。
     これらの要件を加味して、適正な交換レートを算出。
     とてもではありませんが、やってられません。

     ファンタジー小説ですが、割とリアル路線でやっており、読者の方々からもリアルさを評価していただいております。
     だからこそ、適当に設定することも出来ず。ああっ。

     何かいい案ありませんか?  
     ご教授いただけたら幸いです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     一から世界観を組み上げて相場もイチイチ考えてとなると、「作者である俺がこうと決めたんだからこうだ!」と言い切ることも出来るのですが、読者にリアリティを感じさせることが出来るかどうかでいうとかなり難しいです。
     現代日本の相場観はまず全くアテになりませんからね。

     一番堅実でかつ意外と簡単に済ませられるのが史実を参考にすることです。
     文明レベルが同じくらいの時代・国を探し、その時代・国のおおよその相場を調べて参考にするのが最もバランスがとりやすいでしょう。
     ただ、どの時代のどの国の相場でも簡単に調べられるというわけでもないのが悩みの種ではあります。

     今後ともどうぞよろしくお願いします。

  • 冒険者ギルドは難しいへの応援コメント

    個人的に私はこの考察が某科学読本よりこっちを推します。
    書店で見かけたら間違いなく全巻買いますよ。
    また来ます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     そこまでお褒め頂くと何だかこそばゆさを感じてしまいます。

     これからもどうぞよろしく、お願い申し上げます。

  • 恐怖の時間停止への応援コメント

    勉強になります。
    それでも私は時空間を歪ませますw
    ラノベ、アニメ、ゲームなどは「できない」を形にするものですから。
    それは人類を進化させてもきましたし。
    何かの形で実現して頂ければと思います。
    私に学はないので、突拍子もないことを語りますが、これからもよろしくお願いいたします。
    また来ます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     必ずそうしなければならないという話ではありませんので、こういう考えもあるという程度に参考にしていただければ幸いです。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 治癒魔法とバージニティーへの応援コメント

    異世界のことについては深く考えていたつもりですが、そこは気づかなかったな。
    処女膜だけを治さずに他の傷を治すとなれば、昔ゲームにあった「れんぞくま」みたいなアビリティ使ってケアルやホイミといった一番弱いのを治したい場所に手を当ててやるくらいしないとダメかもしれませんね。

    そうなるとガンやエイズはどうなるんだろ?
    その魔法の効果を常備薬みたいな形にできれば、例えばカプセル錠みたいな形にできれば末期でも治癒するのかな?

    あ、ごめんなさい論点ズレてますね。

    とにかく参考になりました。
    また来ますね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     たとえば「損傷(傷)を修復する魔法」と「異物(病原体)を取り除く魔法」を分けるという考え方もあると思います。
     ただ、そうなると今度はガンをどう扱うかというのが問題になりますね。ガン細胞は病原体とは違いますし、損傷でもない。遺伝子に損傷/異常が生じているとはいえ、自分の肉体の一部ではあるので・・・

     あと、「異物(病原体)を取り除く魔法」を使いすぎると今度はアレルギー体質になるリスクも生じてくると思います。
     アレルギー体質の人にとってのアレルゲンを「病原体」として扱うかどうかも問題になりますね。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 治癒魔法とバージニティーへの応援コメント

    自主企画へ参加いただきありがとうございます!

    ……初っ端から読ませますねえ。めちゃくちゃ真剣に読んじゃいましたよ。皆があたりまえと思って使っている設定も、徹底的に考察していけば一つの世界観、物語になるという例ですね。

    しかも多くの男性が食いついてしまう題材を選んでいるところがお見事!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     お褒め頂き恐縮の至りです。
     2話目以降、あるいは他作品も含め、今後ともお付き合頂ければ幸いに存じ上げます。

     どうぞよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    恐怖の時間停止への応援コメント

    作者さんすっごい博識でびっくらぽんです!



    自分は、この《時間停止》という魔法的な物は、使った本人を囲い込むような空間が有り……

    殆どの作品で周りにソニックブームやプラズマFEVERが起きていない事から、その空間は使用者の体から数mm位か或いはもっと大きくなっているのかも?

    ……その中だけ使う以前の時間の流れが有り、その場所以外が極限まで時間の流れが遅くなって居るのかな?と思っていました。


    でもそれだと服とか武器とかくしゃみとかが範囲に入ってないとまた歩く災害になってしまうし、なんならその理論だと一瞬でその空間から空気と光が無くなって只の自殺魔法になってしまう……

    嗚呼駄目だぁ!時間停止は諦めよう!って最近結論が出ました。

    難しいこと考えないで一緒にじゃがりこ食べましょうよ!(-Д-)\ボリボリ

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     時間停止系は難しく考えると本当に頭が痛くなってきますね。
     そういう時は考えるのをやめるのも一つの手だとは思ってます。

     今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    収納魔法がとにかく凄いへの応援コメント

    追記あり

    一連の考察楽しみながら拝見しました。
    どの考察にも共通するのは、この現実世界での物理(あえて命名するとするなら地球物理)での限界を根拠としてるという点です。
    極論ファンタジーやSFというのはSF(すごいふしぎ)という1つのジャンル分けされるので、平行世界での法則はこう!と作者に宣言されるとグゥの音も出ないというのがウィークポイントなんだぁと思いました。

    地球物理は所詮魔法も神もない世界だし、身も蓋もないことを言えばサイエンスフィクションは所詮フィクションなわけで。
    エンターテインメントとしての小説というのを考えれば、ないものを「これはありうる」と強弁してる幻想であるとも言えます。
    読者としての我々が地球物理に囚われている以上、作品としての現象の法則については、著者の力量次第というのはいまさら語るところではなく、地球物理とすごいふしぎ世界観のすり合わせこそが作品の見所なのではないかと、読み専のわたしは思うのです。



    追記
    おっしゃることは理解できました。
    私の(ファンタジー・SFにおいての)ライトノベルの定義の中の一つに、現実の法則を作中で宣言・説明なく無視する頻度が多いもの。というのがあります。
    ラノベというものは、そもそもとして学生の読み物みたいなところがありますし、頻度が「多い」という点で正確な定義になってないんですが。

    主人公が生身で高空に浮遊したときに気温の描写がなく、見つかりたくないのに平気で音速を超えて飛んだりするのを見るたびに、うーんこの。となります。
    確かに「収納魔法」という言葉一つで、なにやら亜空間や異空間に繋がる穴を空けてうんたらかんたら。という概念を含むようになってますし、「ワープ航法」にしても同じようなものですよね。
    レーザービームは貫通するものだし、土魔法はどこからともなく質量を持ってきて、ドラゴンが高密度高強度の骨を持ってたりするわけです。
    ファンタジーやSFというものは現実に存在しない魔法や超科学を扱うものなので、そういった単語に付随する概念が継承されるのはジャンルとしては仕方ないのかなと思いつつ、おっしゃるように何の疑問もなく作中での説明もせずにインスタント概念として使っている作品を見ると、もにょるものがあります。

    とはいえ、細部にこそリアリティが宿ると確信している読み専の私といえども、生身で高空に浮遊したときに寒がって、音速を超えたときにソニックブームが発生して、空気の摩擦熱から身を守るために、空気のシールドで熱と衝撃波を相殺して遮音魔法を展開してくれれば、この人考えてるねぇとなるし、ウォーターカッターに砂が含まれていればやるじゃないとなる程度で、世界設定の説明そのものの有無が読書体験を大きく左右するかといったら、過ぎたるは及ばざるがごとしな点もまたあるのかなぁという気もします。
    大事なのはバランスで、書き込みすぎれば進行が遅くなり冗長になるし、書き込みすぎなければライトに寄りすぎるわけで、そこらへんのさじ加減次第で読むときに興が乗るか乗らないかの差が出てくるように思います。
    改めて書くまでもなく、小説はストーリーを読ませてもらうものなので、進行するストーリーの中でいかに法則を説明・補足するか。このあたりの塩梅がよかったり、気の利いた説明語なんかが挟まれたりしていると、面白い・悪くないじゃないかと感じる事が多くあるように思います。
    まあライトノベルでなければ、がっつり世界設定を理解しながら読むのもそれもまた楽しい。というのもまた確かです。長編ものの1巻など、冒頭からの1冊の半分程度(分厚い本だったので10万字弱ぐらいですかね?)は世界観の説明となってるものもありますし。
    逆に、作者が説明をめんどくさがって、あまりにインスタントな概念の流用をしてると読む気がなくなる時もありますので、これについては一概には言えないといった程度の表現にしておきます。

    現実の社会の仕組みを学ぶことは大事というのは同感です。物理法則以外のものについてもですね。
    王族に平気でタメ口きく主人公を見ると出た出たと思うし、王権の絶対性の程度とか身分差にかかる制約なんか絶対考えてないよなぁ的な。それで、その小説を読んで育ったキッズがマネをするループに入ってるのが現状でしょうか。
    簡単に王族に接することができるのはドラクエなんかの流れで、「容量削減をするための単純ながら納得感もある程度ある導入口」としての王だったはずです。
    「勇者」って概念を脳死で使ってる物も個人的には嫌いです。なんだよ勇者って。勇ましいのか?
    そこに疑問なく乗っかって安易に模倣するのは、創造性にとって害になるのは間違いないでしょうね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     おっしゃる通り「これはこういう世界なんだ」という了解のある作品について物理法則がどうのこうのというのは野暮以外の何物でもありません。狭い常識を無理やり他人に強要するのは私の最も嫌悪する行為ですし、そうした狭量によって作家たちの創造性を潰すのは害悪以外の何物でもないと信じます。

     ですが、現在の異世界ファンタジーの殆どはファンタジーRPGゲームの世界観をベースにしており、その世界観はゲームシステムを構築する上での都合、プログラミング上の制限が背景にある物も少なくありません。レベルやステータス、冒険者ギルドそしてアイテム収納などがその代表でしょう。
     そうした他人の作り上げた世界の、しかも創造性とは真逆の制約を受けて捻じ曲げられた結果として生まれた世界観などを何の疑問も抱かずに自分の作品に取り入れ、特定のジャンルを形成する作家と読者が共に共有するようになったら、それはそれで創造性を妨げる新たな常識を形成するようになってしまいます。
     そうした「新たな常識」が形成されることは私は好みませんし、常識に対する疑問を多くの人たちに抱いてほしいと思うのです。そして、そこには新たな創造の可能性が隠れているはずなのです。

     また、作中でも触れましたように、創作作品の中で一つの世界を作り上げようとするとき、その世界をどれだけ作りこむかを追求し続ける行為は、現実の社会の仕組みを学ぶことにもなります。

     そうした一助になってくれればと思い、この作品を書いています。

     まだ書きかけですが、現時点であと2話ほど用意してあります。上梓するのはまだまだ先になりそうですが、お楽しみいただければ幸いに存じ上げます。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 収納魔法がとにかく凄いへの応援コメント

    移動速度のもっとも遅い海運がいまだに流通の王様なのは、運搬量が空や地上に比べて比べものにならないほど膨大だからですね。
    軍も兵站路が一番脆弱にならざるを得ないし、物流は力学そのものだなあ。

    四次元ポケットと似たような機能の話題ですが、自分が一番不思議なのはどこでもドア、転移魔法かなと。
    アレあったら国家が他国に対して軍隊持つ意味なくなるレベルのチートだなあと。
    というかいつでもお顔に落書きできるから、威厳の必要な王様の存在意義を常にキャンセルする魔術かも。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     国家レベルでも個人レベルでも必要なものを必要な場所へ持っていくことに制約がなくなると、あらゆる制約が無くなってしまうんですよね。
     軍隊は戦線を構築する必要がなくなるし、補給の問題で悩む必要もない。たぶん、参謀とか軍師とかいった役職は消滅します。

     現実世界で非常に面倒だからこそ作家たちの創作活動でも障害になってしまう。それでつい面倒を避けるための便利な設定を盛り込んでしまうけど、そのあまりの便利さがどういう結果をもたらすかまでは想像しきれていないような気がします。
     それを責めるわけではありませんが、ついツッコミは入れたくはなってしまいます。

     今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

  • 超巨大戦艦は動かせないへの応援コメント

    巨大戦艦の回頭は大仕事でしょうね。
    マクロスなんて一秒で3°向き変えても、最外縁部の速度は余裕でマッハ超えるでしょうし。
    宇宙戦艦ヤマトでチクワ惑星に捕まる話あったんですけど、波動砲撃った反動でエビみたいに後ろに逃げるというオチで、あれあれ今までそんな描写あったっけと首をひねったもんでした。
    そんなら艦内部は撃つたびに総員クックロビン音頭のポーズで前に飛んでゆくはずじゃないか、と。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     あの話は波動砲の反動を相殺する装置があって、波動砲の反動で脱出することを思いついた新米乗組員が真田の命令で反動を相殺する装置を一時的に切るシーンが描かれていて、一応話の中で合理化が図られていたと記憶しています。

     今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • 伝説の武器の誕生への応援コメント

    出雲アレは、当時の感覚なら対帝王朝兵器かと思ってます。ゲリラ戦の槍とか投擲武器とか。
    もののけ姫が大雑把あの時代からちょっと後で、主人公アシタカはエミシでサンはクマソ(でもないか)、エボシが出雲のたたら、ジコ坊は役行者・山伏かな?
    宮崎駿監督は面白い構図で話展開させたなあと感心しきりです。
    平家物語では、安徳天皇とともに海に沈んだ天叢雲剣ですが、本体とレプリカが熱田神宮と皇居にそれぞれあるってなんだそれ多いな神剣、ガンダムとガンキャノンとガンタンクかよと。
    ああガンタンク泳ぎ下手そうだもんな、なんて納得してしまいましたが。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     出雲に残されたタタラ場跡は宮崎監督も見学に行かれたそうですね。案内係の人が自慢げに話していました。
     ほかにも岡本太郎氏も見学して大きな感銘を受けたらしく、「神話」と題された彫像を作っています。

     あの辺の時代は分かっていないことが多いからこそ、ロマンが掻き立てられるのだろうと思います。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 流通を題材にしたフィクションなら、狼と香辛料が思い出されます。
    主題歌好きだったなあ。
    日本で大判から一文貨までの三貨の交換比率を決めたのって十一代家斉ってウィキ先生もおっしゃってますから、やっぱり流通の安定は絶対で、それには戦争がないことは当たり前で、モンスターがランダムにエンカウントする環境ではネックになりますね。
    ていうか倒したらお金出てくるモンスターって、旅人まるごとペロリしているってことでは……イヤアアアア!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     「狼と香辛料」は私も好きでしたが、続編が待ち遠しいですね。

     ひょっとして銀貨や銅貨はモンスターの胃の中で胃酸で腐食しちゃうからファンタジー世界では金貨ばかりが流通してるんですかね?

     今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • 宇宙で煙はたなびかないへの応援コメント

    マクロスの丸い爆炎は当時リアルでしたね。
    誘導ミサイルはアレだけど、派手で楽しかったなあ。
    ゼログラビティの宇宙ステーション火災は怖かった。
    でもジョージ・クルーニーはもっと怖かった。
    あの映画も、主人公お医者さんなのに、軌道要素が全然違う他国のステーションまで車でファミレス行くみたいに簡単に行っちゃうとこがまあ、アレでしたけど。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     リアルに描きすぎるとつまらなくなるっていうのはあらゆる創作物に共通した課題なのかもしれません。
     それ以上に、なじみの無い環境で起こる現象を目の当たりにしたところで、何が起こっているのか読者・視聴者が理解できないという問題もありますしね。

     分かりやすさと面白さとリアリティはどこかで妥協しあってバランスを取る必要があるのでしょう。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 人間の鎧の限界への応援コメント

    拳銃弾でも普通にマッハ2ぐらいは出しますし、弓弦が音速超えたらソニックブームで射手こわれちゃうよおお!ってなりますよね。
    戦車はアスファルト耕しながら進むものですし、二足歩行ロボにあの装甲つけたらちょっとしたボーリングマシンになりそう。
    ASIMO見た時は自分は逆に「中腰のお婆ちゃんじゃないか!まだこんなことしかできないのか……」とがっかりした覚えも。よく転ぶし。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     何を作るにしても重量って必ず問題になるんですよね。

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • 西洋風ファンタジーは多分東海道五十三次的な旅籠屋を連想しているのではないかと。
    旅人は草枕、馬糞臭い馬小屋、顔見知りなら玄関口などに寝泊まりもしたと、どこかで読んだような。
    あと江戸後期ならば、"|東講《あずまこう》"という寄り合い組織(商人ギルド)が安全な宿屋を教えてくれたそうです。日本は平和だなあ。
    木賃宿は、雑魚寝の宿泊施設ですね。
    安い反面、盗みなども横行しており、泊まるのやだなあと思わざるを得ない面も。
    拙作『きつねっこの恩返し』の中盤で、行商人のアレコレを書いたので、よろしければざっと目を通してもらえればと宣伝するものでありますごめんなさい。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     西洋は鉄道の普及によって旅行文化が生まれたのに比べ、ろくな公共交通機関も無いのに旅行文化が生まれた江戸時代の日本はかなり稀有な存在だったと言えます。
     その原因となった参勤交代って、調べれば調べるほどとてつもない影響を日本の発展に齎していますね。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 宇宙艦隊は並ばないへの応援コメント

    よし谷甲州の航空宇宙軍史をアニメ化しよう!
    重力も慣性もレーザー兵器も考慮された、とても地味な内容に子守唄いらず間違いなし!
    セクシーな美女も出てこないぞ!
    宇宙空間ならステルス機能つきのミサイル使うとか、爆雷おくのならよさげ。
    宇宙ミサイルは宇宙船の超宇宙技術を用いた装甲をキャンセルする超超宇宙物理障壁貫入技術でなんとかしてくれるはず(思考停止)。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     正直言って本格的な光学兵器が実用化された世界の宇宙空間でミサイルや実体弾というものがどれほどの実用性を維持しているかかなり疑問です。
     光学兵器が実用化された時点で交戦距離はかなりなものになっているはずですから、光よりはるかに遅い実体弾では目標に到達するまでに時間がかかりすぎると思うんですよね。
     弾頭速度はかなりな高速になるからたしかに装甲はどんな素材を用いようとも機械的強度を失うはずですので実質的にキャンセルできるでしょう。
     でも、スペースデブリ対策が万全であろう宇宙船に実体弾が有効なようにはとても思えません。

     今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • 冒険者ギルドは難しいへの応援コメント

    江戸時代初期の浪花や江戸では、お上が治安活動してくれないから商人が組織作って保険、治安、インフラ整備などもやっていたと聞きます。
    といっても戦争のない天下泰平が大前提ですね。
    澁澤龍彦の秘密結社の手帖では、フリーメイソンのことが詳しく書いてありましたが、あれも大工か何かのギルドが発達したものだったような。
    紛争地域では、いいとこ中国の蛇頭ーー密輸・奴隷商ーーレベルの劣悪な組織しか組めないかと。
    ファンタジーのギルドは、奇想天外な魔術が縦横に張り巡らされた世界だからそれでいいんだよと言われてしまえば「だよね!」と笑顔でサムズアップするしかありませんが。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     マフィアもヤクザも実は地域の治安維持のために誕生した存在だったりしますからね。あれらが犯罪組織と化してしまったのは戦後になって高度経済成長期に入り始めた頃からで、それ以前はむしろ警察の補助機能を果たしていたりしたわけですから。
     なのでファンタジーのギルドも真剣に考えれば、ヤクザやマフィアにかなり類似した組織になるのではないかと考えてます。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • レーザー光線は貫かないへの応援コメント

    光子は質量無いんですね、完全に忘却の彼方でした。
    コヒーレント光だから、加熱される大気もない大気圏外で通り道光ってたら減衰率ヤバそう。
    虚淵玄というシナリオライターの方の『OBSOLETE』というweb配信アニメのレーザーはリアルに描写されていた記憶があります。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     アニメや映画などの映像作品では演出の都合上レーザー光をわざと見せているわけですが、現実の光学兵器開発者に言わせると真っ先にツッコミたくなる部分なのだそうです。
     そもそも、レーザー光線を「避ける」っていうのもあり得ないですしね。

     今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • 恐怖の時間停止への応援コメント

    フィクションの時間停止を見ると、ソニックブーム的な物理現象は発生していないので、大気や液体以外への停止術なのではないかと愚行します。
    物が見えているし、太陽も輝いていて、光の散乱や反射もあるので、そのあたりも動いているはず。
    そもそも観測者の生命現象止まってないし。
    大体完全に時間が止まっているのなら、観測者が一ミリ動いただけで光速突破して既存の宇宙の物理法則まで破壊して新たなビッグバン宇宙が生まれる可能性も。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     そうなんですよね~……SFとかファンタジーの時間停止って物理現象として考えると解決不能な矛盾だらけなんです。
     まあ、そういう理屈をあえて放棄するのがファンタジーの醍醐味ともいえますが、今回は可能な限り辻褄が合うように考察してみました。
     それでも解決しきれない矛盾が発生してしまうわけですが‥…

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 治癒魔法とバージニティーへの応援コメント

    その理屈だと、個体内の時間が巻き戻って記憶も無くなるのでは?
    とならはそれはもう治療術では無く、復活蘇生ですら無く、ある種の若返りではないかと考察します。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     近年では鬱も、ストレスが脳組織に物理的な損傷を与えた結果生じる脳機能障害とみなされるようになっていますので、確かに手足の欠損すら再生してしまうほどの治癒術は人の記憶や精神にも大きな影響を与えうるかもしれません。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 治癒魔法とバージニティーへの応援コメント

    はじめまして。こんにちは!
    面白いですね~。
    読みながら、切った髪や爪、抜けた鼻毛や剥けた包皮ももどるんだろか……と想像して、もはやちょっとしたホラーだなーと笑っちゃいました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     そうなんですよね。
     治癒魔法以外にも不死身なキャラとかを考えてて、不死身のメカニズムを考えると爪と髪の毛(体毛)をどうするかという問題に必ずぶつかります。髪の毛って仮に抜けない切れないってことにしちゃうと思いっきり弱点になっちゃうんですよね。

     今後ともどうぞよろしくお付き合いのほどをお願い申し上げます。

  • スマホ依存症な俺は異世界でもスマホを手放せないようです
    って作品ではモンスターからお金がドロップしますが、
    権力者達が流通禁止金貨としてかなりの量を封印して貯め込むことで
    経済を守ってたのを思い出しました
    使ったら管理者が死ぬ呪いが掛かってるので、そうそう外にでません
    主人公のスマホにお金を食わせると便利な機能が解放される仕組みで
    それに消費する分には問題ないってご都合主義なぶぶんがありましたが

    私的に温めてる作品は塩本位制で魔法的な紙幣の世界を考えてるのですが
    沿岸部で価値が低いとか交換所は大きい都市のみとか
    色々考える必要がありそうで……まだ、実現に至ってません

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     塩本位制ではありませんが、歴史上において兵士の給料が岩塩で支払われていたという事例はありますね。
     ただ、これは塩が必需品でありながら供給が限られているという背景があったから成立していますので、海の近くでは難しいでしょう。また、海が遠くても湿気の多い地域や雨の多い地域では難しいかもしれません。塩は湿気を吸いますし、水に溶けてしまいますから‥‥‥
     そこら辺をどうつじつまを合わせるか、またそうしたデメリットをどう話に活かすかで面白くなりそうな気はします。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


  • 編集済

    治癒魔法とバージニティーへの応援コメント

    企画に参加していただきありがとうございます。
    ざっと拝読しましたが、大変面白い!
    計算だけでなく歴史まで絡めてとても解りやすく纏められていて、非常に読みごたえがあります。
    素晴らしいものをありがとうございます。

    ちなみに処女膜再生については、だいぶ昔から外科手術で実現できているそうです。
    再現精度のほどは知りませんが、それを利用したスキモノ相手のボロい商売も営まれているらしいですよ。

    もし気が向かれましたら、ドラゴンや巨鳥など二十数キロより重い生き物は空を飛べない話もお願いしたいです(他人任せ

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     処女膜再生手術については存じておりますが、これは専門的な外科手術を必要とせず誰でも簡単にできるという点で事情が大きく異なってくると思います。

     大きい生物が空を飛べないというのはまた一話に纏めるだけのネタを整理整頓できたら書こうと思います。

  • 恐怖の時間停止への応援コメント

    これ、凄いですね。
    私の場合は、時間が止まれば大気の流れが止まり、自分も動けなくなる。
    ここで思案終了でした。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     私も最初はそのように考えたりしたのですが、すると真空中では動けるということになります。じゃあ、真空ではないけど空気が薄い環境では?と言う風に疑問が浮かんで、そこから考えが発展してこうなりました。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 冒険者ギルドは難しいへの応援コメント

    初めまして、とても面白い考察ですね。

    自分の作品も、その辺の内容を考察して物語を書いてます。ある意味……魔物を量産しているのは、国家……なんて言うシナリオも考えました💦

    宜しければ、聖魔剣の物語も読んでみて下さい。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     楽しんでいただけたのでしたら幸いです。

     今後ともどうぞよろしくお付き合いいただければ嬉しく存じます。

  • 収納魔法がとにかく凄いへの応援コメント

    些細な指摘ですが、16進数のFFFFは65535です。
    収納魔法、軍事関係は禁忌の領域でしょうね。国家バランス崩壊しすぎて。
    特に冒険系ファンタジー世界だと無いと不便なんですよね。替えの武器が持てないとか、服の着替えがないとか行動範囲が狭まったりするのですが、他の方が言う様にチープに感じるのも事実。あるのもないのも難しい分、使う人には設定をよく考えて欲しいですよね(自傷発言)げほげほ。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

    >些細な指摘ですが、16進数のFFFFは65535です。

     ホントだ、間違ってました。
     さっそく修正させていただきました。

     便利すぎる設定を採用すると現実からかけ離れすぎてしまて話の組み立てが却って難しくなるんですよね。
     どういう制約があるかによって主人公たちの行動に合理性や面白さが出て来るので、便利すぎる設定はそれを殺してしまう事にもなってしまいます。

     今後ともどうぞよろしくお付き合いいただきますようお願い申し上げます。

  • 治癒魔法とバージニティーへの応援コメント

    順不同で気になった物から読ませてもらっています、面白い考察ばかりですね。
    今回の話だと、たぶん、そういう世界じゃ処女膜って退化?でなくなるんじゃないでしょうか。
    ファンタジー世界って地球人類と人体構造が必ず一緒って言うのが暗黙了解になっている気がしますが、違う星、違う星系である以上、重力も1日の周期も1年の周期も違ってて良いと思うんですよね。そうなると地球人類と微妙に違うのは当たり前で…。キリがないですね。
    ただ、もっと致命的なのは脳細胞が元に戻って記憶が無くなる事でしょうね。大変大変。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     まあ、処女膜のある動物の方が珍しいくらいですからね。違う人類なら無くて当然なのかもしれません。
     ただ、そうだとすると処女信仰とか純潔崇拝みたいな思想って無くなりそうな気もするんですよね。

     今後ともどうぞよろしくお付き合いのほどをお願い申し上げます。


  • 編集済

    収納魔法がとにかく凄いへの応援コメント

    瞬間移動、収納魔法(バッグ)は確かに便利過ぎますよね。私は物語を読む時に、これがでると途端にチープに感じてしまい萎えます。特に物語の初期に登場しようものなら余程惹かれる世界観でない限りねぇ……
    何故ならこのテーマの通り、なんでもアリになってしまうのが明白で似たような作品が溢れているのが証明されているから。



    でもしっかり制約付きの論理的な説明がなされたものはアリだと思います。もちろん異世界限定でのお話。

    ↑上から発言っぽいかもですが、
    これは私が物語を楽しむための嗜好であり作品を描いている方を否定するものではありません。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     そうなんですよね。現実世界での経済活動・軍事活動・生産活動に対する制約の最も大きい部分が解消されてしまうので、それだけで十分チートすぎるんですよね。

     だからこそ、もしホントにそんなものが貰えるんなら貰いたいぐらいなんですがw

     今後ともどうぞよろしくお付き合いいただけますと嬉しく存じ上げます。

  • 伝説の武器の誕生への応援コメント

    興味深いお話でした。
    ありがとうございます。創作だったなんて物悲しいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    実は作り話だったと言う物語や伝説は枚挙にいとまがありません。
    それらを知って「ウソだった!」「騙された!」とショックを受けてしまうのは仕方がないにしても、そう否定的に捉えることもないと思います。
    伝説や神話として定着した物語が誰かによって脚色された物だったという事実は、同時に現代の私たちが創作する上での自由を保障するものでもあるからです。

    神話や伝説、昔話をベースに小説や漫画を書き上げるうえで、実は歴史上の人物が未来人だったとか、伝説上の英雄が使ったチート武器にSF的な設定を付け加えるとかいったネタにすることもできるんじゃないでしょうか。

    最後の部分に付け加えた古代中華世界の英雄たちが自分たちだけ鉄製武器を使い、他の雑兵たちは青銅武器だったのかもという話は、現代の異世界ファンタジーにありがちなチート武器で無双する話とほとんど同じです。私たちが新しいと思って書きまくているネタが、実は古代史において現実に起きていたことだったとしたら、それはそれでそこに可笑し味を見出すことも出来そうな気はします。

    今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 企画からきました

    こういう小説やアニメで当たり前になっている部分に関する考察は大好物です
    今後もちょくちょく覗きにきたいと思いますのでフォローさせて頂きます

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    御期待に沿えることができたのでしたら嬉しい限りです。

    今後ともどうぞよろしくお願いします。


  • 編集済

    あまり考えたくないですが、ギルドの職員は大変そうですね。
    大概の報酬は即金で支払われるわけですし、それを受付では一日に何百人も捌くことになりますし、銀行機能のある世界ではもっと大変でしょう。さらに言えば国を跨ぐ世界共通のギルドなんてあろうものなら、業務ははかりしれませんね。それを考えると人・物・金で溢れかえるギルドってかなり大きな建物になるよな。
    まぁ全ては古代に発見された魔道具かダンジョンで入手したドロップ品で解決しますが……w

    ファンタジーのなかで「昔は現役だったんだ」みたいなギルドマスターが登場しますが、苦労をしているのは幹部の方逹なんだろうなぁ。だって通常業務に加えて重要人物との折衝とか、法規的なことも考えるとねぇ。

    あっ、もし次のテーマだったりしたら迷惑だったかな?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    そもそもギルドの収入源や報酬の財源を考えると、ファンタジー作品みたいにそう毎日ホイホイと金貨や銀貨が支払われるというのは、物理的にかなり難しいでしょう。
    ギルドで依頼をこなすより、ギルドや都市間の郵便を襲う方が手っ取り早く大金をせしめることができるんじゃないかって思います。

    元現役の職員云々は今のところ扱う予定はないのでご安心を…

    また、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 恐怖の時間停止への応援コメント

    いつも企画参加ありがとうございます。

    素朴な疑問なんですが、乙枯様なんでこんな設定とか考察とかしてみようと考えられたのでしょう?

    こういうユーモアは個人的には大好物な部類なので、1話からゲラゲラ笑ってました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    >なんでこんな設定とか考察とかしてみようと考えられたのでしょう?

    何でって…実際に疑問が浮かんできちゃうんですよね。

    SFやファンタジー作品を見てて、「もしもこれが現実だったら…」って妄想は多分誰もがすると思います。
    すると、それを現実世界で使うとなると、こういう部分はどうなんだろう?とか、色々疑問が湧いて来て、自分なりの答えを探して調べ物をしたり妄想を付き進めていったりして…その結果が本作となっております。

    面白がっていただけたなら妄想した甲斐があるというものです。
    これ以降の話もお楽しみいただければ幸甚に存じ上げます。

  • レーザー光線は貫かないへの応援コメント

    面白い考察ですね。
    興味深いです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    面白いと思っていただけたなら嬉しい限りです。

    どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

  • 恐怖の時間停止への応援コメント

    乙枯さんの独自の発想力と思慮の深さが垣間見える考察だと思います。今までに読んだ事のないジャンルなので、非常に興味深いです。これからも、独自の感性と高い考察力を活かして作品を御創りになってください。陰ながら、応援しております!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    そこまで御大層なものではありませんが、面白いと思っていただけたなら書いた甲斐があったというものです。
    励みになります。

    どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

  • 恐怖の時間停止への応援コメント

    そうですね。
    科学的な考察をフィクションに持ち込み、検証するのは一つの愉しみですよね。なかなか興味深いお話でした。もし宜しければ私の作品も読んで頂けると嬉しいです。また機会があれば寄せさせて頂きますね。ではでは。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

  • 治癒魔法とバージニティーへの応援コメント

    企画に参加して頂き、ありがとうございます。
    読みに来ました。
    こんなにもバカバカしい話題を最初から最後まで一貫して熱く真面目に語れるのは素晴らしいです。エンターテイメントとはかくありきといった見本を見た気がします。
    続きを読ませて頂きます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    いや、そこまで御大層なものではありませんが、気楽に楽しんでいただければ嬉しく存じます。

    続きもどうぞお付き合頂ければありがたく存じます。

  • ナーロッパ(なろう小説的ヨーロッパ)では「なぜだか分からないけれど」「市民や冒険者の方が力を持っていそうだけれど」総じて封建社会が成立しています。
    なぜかめっちゃ公爵大好きです。
    ノルマンディーの語呂は私も好きです(関係ない)
    だから、反乱一発で覆りそうだけど貴族による統治が多く見られます。

    あえてその拙さをスルーして考えられるなら、こういう仮説が私の中で生まれました。
    もしかしたら、ファンタジーの宿屋は、国もしくは貴族の運営している国営施設なのでは、と。営利目的外の。
    ナーロッパには狩っても狩ってもなぜか分からないけれど『魔物』が出現します。
    それに困った領主様は「ほとんど誰も来ないけど」「まぁ領民は反乱とかせずに何かよく分からない作物作っているけれど」「畑仕事しか知らないだろうけれど」取り敢えず、冒険者を誘致するための施設を作ろう。そう考えたのではないでしょうか。
    つまり、どこに行っても狙ったように宿屋が潰れず存在するのは、あれは宿屋ではなく『冒険者専用おもてなしの館』という理由であるという風に私は解釈します。

    それであれば、宿屋のおっちゃんの態度が悪いことが多いのも、“接客”という概念を知らないだけであり、とりあえず領主に言われた課題だからやっている。
    そしてその課題というのも、労働地代的な役割を持っていたのだと推察します。


    特に議論がしたいわけでもないですが、作者様の文を見て、自分の思ったことをそのまま書いておきたいな、という文でした。失礼。
    大変興味深い考察の数々。
    ネット小説ばかりを読んでいるとそこら辺の認識がフワフワとして来てしまうので,このように“理”を前面に出した作品は個人的にとてもありがたい。
    ただ、ファンタジックな空想だけで生きてきた人間は主張します。

    「え、でも、宇宙が違えば、理論も何もかも違うんだよ?知らないの?」と。
    (宇宙多元論大好き信者)
    実際私はこの確認することもできない、確かめ方も曖昧な理論に縋り付いて、今日も“理”をチロチロ見ながら、ネット小説を読んでいきます。
    ついでに耳も塞いで。

    総評『炎に水はあまり効かないが、幻想に理論は大ダメージ』

    これからも様々な“理”を展開していってください。
    その教えはきっとこれから文章を書いていく世代にきっと役立つ、私はそう思います。


    作者からの返信

    コメントありがとうございます。励みになります。

    私自身もファンタジー小説は書いてますし、他のファンタジー作品を取り立てて否定するつもりはありません。
    気を抜いて心を自由に遊ばせることこそ、ファンタジーの本質だと思っているので、現実や理屈というものは本来なら棚の上にでも置いておくのがあるべき姿なのでしょう。

    ただ、それだけだとだいたいみんな同じような似通った世界観の作品ばかりになってしまう。
    それはそれで面白くないので、他の作者各位が自分の世界を構築していくための一つのヒントを提供することが出来れば・・・あるいは、こうした理屈に触れることで現実の世界にも興味を持ってもらえれば・・・というつもりで書きました。

    今後ともお付き合いいただければ幸甚に存じます。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  • レーザー光線は貫かないへの応援コメント

    質問です。
    金属が気化した場合は他と同じく大膨張すると思うのですが、その膨張による衝撃などはどうなるのでしょう?
    金属内部ではなく外側の、真空や空気の方向にエネルギーは向かうのでしょうか?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    御想像の通りです。
    衝撃波が発生するかどうかは気化する速度によって変わりますが、基本的に爆発が生じた場合の衝撃波は真円状に広がるのでもちろん金属の母材(装甲?)の方へも広がります。
    したがって、その衝撃波が母材の強度に対して極端に大きくなれば、表面で起こった爆発の衝撃波によって破壊がもたらされる可能性はあります。
    ただ、それは光線を受けて気化した金属母材の強度や周囲の状況次第で話が変わるので必ずこうなると断言できるものではありません。

    爆発の衝撃波による物理的ダメージよりは、金属が気化した後も元々の金属母材に残っている熱がもたらすダメージの方が大きいかもしれません。
    たとえばそれが宇宙船なら、レーザー光線を受けて船体表面で小さな爆発が起こる。物理的ダメージは軽微だったものの、熱せられた外板の熱がジワジワと船内に伝導してきて、船内の機器を熱で破壊したり船員を焼き殺したり・・・

    もちろん、それも光線のエネルギーと光線を受けた時間や金属の容積や形状やらで話は全然変わっていくので、やっぱり一概には言えません。


  • 編集済

    恐怖の時間停止への応援コメント

    昔流行った空想科学読本や最近ではyoutubeの解説動画のような語り口、お見事でした。
    かなり本格的に科学的見地で書かれていて、博識なのだなあと感心させられました。
    少し前には時間という概念は存在しないのではないか、という議論もありましたね。時間とは物体の変化の尺度でしかないという話ですね。

    あと、途中で「秒速1000mで歩くアナタが停止するために必要な制動距離は、おおよそ100㎞くらい」とありましたが、これは100mで良いですかね?エネルギーの累乗でそうなのか分からなかったので。。
    ためになる話をありがとうございました。

    《追記》
    確かにその超スピードで100mで止まれる訳がありませんね。100km…とてつもないですね。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    励みになります。

    >あと、途中で「秒速1000mで歩くアナタが停止するために必要な制動距離は、おおよそ100㎞くらい」とありましたが、これは100mで良いですかね?エネルギーの累乗でそうなのか分からなかったので。

    いえ、100キロメートルくらいになるはずです。
    空気抵抗無しで地面の摩擦だけで減速しなければならないんで、それくらいになるはずです。何かに当たるかしないかぎり100mでは止まれないでしょう。

    今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。